プロバスケBリーグ開幕「四天王」に注目
昨シーズンこけら落としが行われた沖縄アリーナで、30日に開幕戦を迎えるプロバスケットボールリーグのB.LEAGUE2021-2022。今季のBリーグの見どころを、バスケットボールアナリストの佐々木クリス氏に聞きました。
まずBリーグの勢力図について佐々木氏は、「アルバルク東京・千葉ジェッツ・宇都宮ブレックス・川崎ブレイブサンダースの4チームで構成される『四天王』が、今シーズンも実力を見せるだろう」と話しました。
また、「特に昨シーズン優勝の千葉ジェッツは、日本代表の富樫勇樹選手が在籍し、新たにクリストファー・スミス選手という身体能力の高いスコアラーの外国籍選手を獲得した」と話し、ディフェンディングチャンピオンとしてどう結果を残すか注目です。
次に一番驚いた選手の移籍について聞くと、佐々木氏は宇都宮ブレックスからアルバルク東京に移籍したライアン・ロシター選手を挙げました。「ロシター選手は、日本選手としてNBAの扉を初めて開いた宇都宮ブレックス・田臥勇太選手から、チームリーダーのバトンを渡された選手の1人。アルバルク東京は他にも昨シーズンチャンピオンシップMVPを獲得したセバスチャン・サイズ選手も獲得しており、他のチームにとってかなりの脅威になりそうだ」と語りました。
また、プロバスケットボールを初めて観る人には、「ハイライトが満載で瞬(まばた)きができないバスケの一面を感じてほしい」と話しました。「得点を取るシーンや相手からボールを奪うシーンなど全てがハイライトで、それを観戦するのがテレビの前でも、アリーナでも、試合に身をゆだねて、選手の表情や試合の盛り上がりを楽しんでほしい」と語りました。
最後に今シーズンの見どころについて佐々木氏は、「『四天王』は存在しても必ず「『台風の目』になるチームが現れるので、どのチームが四天王の牙城を崩すか楽しみにしたい、西地区も群雄割拠で面白い」と答えました。
また、「日本のBリーグは海外のプロバスケ選手から一目置かれる存在になっている」と話し、「ヨーロッパリーグではなく日本のBリーグを選ぶ海外選手が増えてきている」と言います。そのため「海外選手の活躍を楽しんだり、そのような海外選手と肩を並べるパフォーマンスをする日本人選手の活躍を楽しんだりしてほしい」と語りました。