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巨人坂本フォーム変更は“試合中”監督助言

2021年10月8日 16:00
巨人坂本フォーム変更は“試合中”監督助言

巨人のキャプテン・坂本勇人選手が、9月に行ったバッティングフォームの変更は、“試合中の原監督の言葉”がきっかけだったことを3日の、日本テレビ「Going!Sports&News」の独占取材で明かしました。

今月2日、史上最年少・32歳9か月で通算400二塁打を達成した巨人の坂本勇人選手。その翌日の試合前に、「Going!」は坂本選手を直撃。最年少での大記録達成については「今年、ケガしちゃって厳しいかなと思った時もあったんですけど、達成できてよかったですね」と安堵(あんど)の表情で話しました。

今季も序盤から安定した活躍を見せていたものの、5月9日に右手親指を骨折し、戦線離脱。それでも約1か月間で復帰すると、そこからも変わらぬ活躍を見せ、史上最年少で大記録を達成しました。

しかし、東京オリンピック後から一時調子が低迷していた坂本選手。すると9月中旬に、「打席内での足の幅を従来よりも狭くするバッティングフォーム」に変更しました。その理由は何だったのか、本人に聞くと意外な事実を明かしてくれました。

「(9月9日の)横浜(DeNA)戦で、原さんから打席行く前に『ちょっとスタンス狭めてみたらどうだ』と言われて。“どのタイミングで言ってくんねん”と思ったんですけども(笑顔)。でも、僕たまたま練習でやったりしてたんで、監督にもこうやって言われたし、思い切って試合でやってみようかなと」

試合中の、しかも打席前に言われた“原監督の言葉”がきっかけとなり、ぶっつけ本番で新フォームに挑んだという坂本選手。するとこの試合ですぐさま2安打と結果を残すと、そこからさらに調子が急上昇。9月は打率.352のハイアベレージを残しました。

今回400二塁打を達成し、立浪和義さんが持つ日本記録の通算487二塁打も見えてきました。「行けそうで難しい数字だと思っている。ケガをせずに、調子も良くないと達成できないと思うので、1本でも近づけるようにやっていきたいです」と話しました。