【解説】江川卓が語る 阪神・秋山の投球術
野球解説者の江川卓さんが9日、「Going!Sports&News」に出演。今シーズンここまで10勝をあげている阪神・秋山拓巳投手を“超怪物”と絶賛しました。
秋山投手は、9日に行われたヤクルト×阪神のセ・リーグ首位攻防戦に先発。5回を投げて5安打3奪三振1失点の粘投を見せ、チームの勝利に貢献しました。逆転優勝を目指す阪神は価値ある1勝を手にし、ヤクルトとのゲーム差を「2」に縮めています。
江川さんが秋山投手の“超怪物ポイント”にあげたのは、内角への抜群のコントロールです。2回に西浦直亨選手を三振にとったシーンを例にあげ、「(ボールカウント1-2で)4球目は内角にストレートを投げてファウルになるんですけど、これでバッターは『次はフォークか、外角への変化球』だと思うわけですよね。(5球目に)また内角にコントロール良く裏をかいてストレートを投げている」と解説。
バッターの心理を逆手に取り、正確に投げるコントロールを見せた投球術を、江川さんは「これは、秋山投手は“超怪物”と言っていい。素晴らしいです」と総括しました。