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ミスター・ドラゴンズ立浪“新”監督が決意

2021年10月29日 16:05
ミスター・ドラゴンズ立浪“新”監督が決意

プロ野球・中日の新しい監督に決まった立浪和義監督(52)が29日、就任会見を行いました。現役を引退した2009年以来、12年ぶりに古巣のユニホームに袖を通した新指揮官は「私への期待もドラゴンズへの期待もすごく大きいことはひしひしと伝わっています。強いチームを作る、そして勝つ野球をする、そのためには妥協をしません」と力強く意気込みました。

◇以下、主な一問一答

――監督の打診があってからあっという間だったか?

私の次の目標はドラゴンズで強いチームを作るために、指導者になりたいと。その思いは12年間ずっと思っていました。時間はかかりましたけど、ようやくスタートラインに立てましたので、しっかりと腹を据えてじゃないですけど、そういう信念でやっていく決意です。

――再びドラゴンズのユニホームに袖を通すが?

ドラフトでこういう縁があって名古屋に来て、ドラゴンズのユニホームを着させてもらって、22年一筋でやらせていただきました。もちろん愛着もありますし、ドラゴンズのユニホームも好きですし、ユニホームに袖を通すことはとても楽しみにしております。

――どんなドラゴンズを作りたい?

今年まず投手陣がすごく良かったという評価をされていますが、野球はピッチャーが試合の8割を占めていると思っています。もう一度、投手陣の整備をしっかりしてセンターラインを固めた、守り勝つだけではいけないですけど、そういう野球がもう一回できるように。打つ方は1年間本当に打てないと言われていましたけど、必ず何とかします。

――今のチームに足りないこと?

勝ちに対する執念、そういったことは必ずしっかりと選手に植え付けていきたいと思います。

――理想の監督像は?

あまりイメージつかないですけど、星野監督から始まり山田監督、高木監督、落合監督、素晴らしい指導者の下で自分は野球をやらせていただいた。たくさんいいところを見てきました。そういったことを教訓にすると言いますか、しっかりと頭に入れて指導はしたいと思います。ただ理想の監督像は今のところ自分でも思い浮かばないです。

――今の時代に合う厳しさとは?

もちろん我々が入った頃のような、当時の星野監督は厳しくて当たり前です。これだけ人って怒れるのかなというくらい怒られていましたけど、当然、今の時代にそういうことが通用するとは思っていません。選手とコミュニケーションをとりながら、今の時代に合った指導はしっかりと考えていきたいと思っています。

――コーチ陣は新たな顔ぶれ、どんな期待をしているか?

素晴らしい技術を持ったコーチングスタッフに来ていただけることになったので、自分自身もすごく期待しています。ただ、教えることの難しさを自分もすごく痛感しています。とにかく一人ひとりの選手が、力を発揮できるような指導法も含めて、必ずやってくれると思うので、そこを期待しています。

――秋季練習から視察するのか?

11月4日からナゴヤ球場でスタートさせてもらいますけど、選手も多いですし、グラウンドも一つしかありませんので、効率よく練習できるように。長い練習だけではなく、選手一人ひとり成果が上がるように、スタッフと工夫して話しながらやっていきたいと思っています。

――今思い描く背番号は?

選手の背番号はとるわけにはいきませんので、70番台80番台、このどこかで今迷っている数字があるんですけど、決まれば発表したいと思います。

――星野監督の「77」は?

そこは皆さんが意識されることだと思うんですけど、そこはあえて外します。

――ファンへメッセージは?

この12年という間、自分なりに違う角度から、野球もそうですけど、人間的にもしっかりと勉強させていただきました。とにかく球場に行きたいなと、また皆さんがドラゴンズが変わったなと、そういったチーム作りを必ずしますので、たくさんまた応援していただきたいなと思います。それと同時に、いい時は選手をたくさん褒めてやってください。悪いときは叱咤(しった)をいただき、それを糧に「なにクソ」という気持ちで選手は頑張ってくれるような、そういうチーム作りもしていきたいと思いますので、ファンの皆さん1シーズン長いですけど、しっかりとやっていきますのでご声援よろしくお願いいたします。

――チーム内で決まり事や禁止事項は?

今の時代にあまり規制をかけることは良くないことかもしれませんが、やはりスポーツ選手はスポーツマンらしく、ファンの皆様も見ていますし、髪形にしてもそういったことも含めてきちっとした形でスタートしようかなと思っています。

――今考えているファンサービスは?

まず強いドラゴンズを見たいというのがファンの皆さんが一番望んでいることで、もちろんそこが一番大事。選手が我々も含めてファンの方と対応するときに、第一印象であったりそういったこともあります。そこは選手のみんなにも、ファンの皆さんへの対応をしっかりと教育していきたいなと思っています。

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