宮田「この先の自信に」男子リレー準決勝へ
◇ショートトラックW杯第2戦・名古屋大会(29日、名古屋)
大会2日目に行われた男子5000メートルリレー準々決勝。日本は吉永一貴選手、渡邊啓太選手、宮田将吾選手、菊池耕太選手のメンバーで強豪・韓国と同組のレースに挑みました。
4人の選手がバトンではなくタッチでつなぎ、45周を滑るこの種目。交代の回数やタイミングは自由ですが、最後の2周はアンカーの選手がひとりで滑らなくてはいけません。今大会では各組上位2チームが準決勝に進むことができます。
序盤、先頭を引っ張る韓国の後ろにぴたりと付けた日本は、残り29周でチーム最年少の18歳・宮田選手が内側から韓国の前に出てトップに立ちます。しかしその後韓国とカザフスタンに抜かれ3位に後退する苦しい展開に。
するとレース終盤の残り5周、再び宮田選手が直線で内側からカザフスタンをかわして2位に浮上。
最後はアンカーの吉永選手が2位を守ってそのままフィニッシュし、準決勝進出を決めました。さらに女子3000メートルリレーも準決勝に進出し、前日に行われた混合2000メートルリレーも含め、日本はリレー全3種目で準決勝に駒を進めました。
レースを終え宮田選手は「自分がきっかけになって2番に上がれたのはこの先の自信になった」と手応えを語りました。男子5000メートルリレー準決勝は大会3日目の30日に行われます。
写真:西村尚己/アフロスポーツ