水球で不具合 残り1秒の決勝ゴールが無効
◆第97回日本選手権水泳競技大会水球競技最終日(10月31日、千葉県国際総合水泳場)
男女8チームによる国内最高峰のトーナメント、女子決勝は3連覇を狙う秀明大学水球クラブと初優勝を狙うNSSU Water Polo Clubの一戦となりました。
試合は両チーム得点を取り合う一進一退の攻防、12対12で迎えた第4ピリオド残り10秒でNSSUのゴールキーパー、田中光選手がハーフラインまで上がりシュートを打つとボールはバーを直撃、跳ね返ったボールを秀明大学の稲場朱里選手がキャッチ。残り1秒でハーフラインから無人のゴールへシュート、稲場選手のブザービーターが決まり秀明大学が劇的な優勝を飾りました。
しかし表彰式を終了後、第4ピリオド中に、計時機器に不具合があり、何回かタイムが止まっていたとして、水泳連盟は、「最後の1点を無効とし、12対12の同点で両者優勝と致しました」と発表しました。
この結果、稲場選手の決勝ゴールがまさかの無効となり、史上初の両チーム優勝となりました。
試合後、号泣していたNSSUの選手たちは、秀明大学とは別に表彰式を行い、笑顔で金メダルを手にしました。
一方、男子決勝はKingfisher74がブルボンウォーターポロクラブ柏崎を15-8で下し、3連覇を達成しました。
※上が秀明大学 下がNSSU