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上野由岐子 東京五輪の地で2回無失点

2021年11月6日 19:41
上野由岐子 東京五輪の地で2回無失点

◇日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント第2試合 ビックカメラ高崎BEE QUEEN 2―0 トヨタ自動車レッドテリアーズ(6日、福島県営あづま球場)

東京五輪の試合会場になった福島県営あづま球場で、ソフトボール日本一を決める決勝トーナメントが行われ、日本を金メダルに導いたビックカメラの上野由岐子投手が2回を無失点に抑えました。

上野投手が登板したのはビックカメラが2点リードの6回。マウンドに上がると球場に足を運んだ2500人のファンから大きな拍手が送られました。

その上野投手は連続ヒットを打たれるなど、2アウト満塁のピンチを背負いますが、5番・石野江里佳選手をファーストゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けます。

続くラスト7回のマウンドでは、見事三者凡退。チームを7日に行われる決勝へ導きました。

試合後、上野投手は「東京五輪は無観客だったからこそ、福島の皆さんも楽しみにしていたと思うし、福島のお客さんがスタンドにたくさん入ってうれしかった」とコメント。

「自分の今日のピッチングが不甲斐なくて申し訳なかったが、しっかり挽回したい」と話し「自分のありのままをしっかりマウンドで出して、思い切って最後(決勝)を楽しみたい」と意気込みを語りました。

写真:(公財)日本ソフトボール協会保管