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大谷翔平、二刀流は「もっと高くいける」

2021年11月15日 16:47
大谷翔平、二刀流は「もっと高くいける」

メジャーリーグで今季、投打の“二刀流”で大活躍したエンゼルスの大谷翔平投手(27)が15日、都内の日本記者クラブで会見し、自身の二刀流について改めて言及しました。

メジャー4年目を終えて自身の変化を聞かれ、「今も変わらない。米国1年目の方が、(日本より)懐疑的な声がありましたけど、受け入れてくれる器は広いと感じた。今は何も気にせず、自分が結果を出すだけです」とコメント。

今後については、「ここまで頑張ってきましたし、もっと高くいけると思っているので、まだまだ頑張りたい。打撃もそうですけど、特に投球はまだイニング数はそこまで多くはないので、数を増やしていけたらもっともっと高いレベルで数字も残ると思います」と、意気込みました。

今季は登板翌日も指名打者で出場したことに、「シーズン前に決まっていたわけではなくて、自分が出られると思った試合は監督とコミュニケーションをとりながらやっていこうと。思ったよりも出られるという感じでシーズン通してできたので、できると分かったことが一番よかった。来年につながる」と、明かしました。

また、監督が外野手との“三刀流”も考えていることを聞かれ、「今季の登板後は、(外野の)守りをしたりしていた。後は、スタートから外野にいくというのは監督だけでなく、GMがチームの編成をしているので来季のチームバランスによる。できるなら一つ選択肢が増えるので、できるに越したことはないです」と、冷静に話しました。

そんな大谷投手は“野球の神様”ベーブルースと比較されることに、「とても光栄。残した数字だけがすごい方ではなく、いつまでも覚えてもらえる選手はなかなかいることはないので、そこが選手として目指すべきものの一つかなと思います」と、リスペクトを語りました。

さらに今後、二刀流に挑戦する選手が増える可能性についても、「すごくうれしい。受け入れてくれる環境があるだけでも、やっている側としてはうれしい。メジャーでも能力高い選手はたくさんいるので、個人的には見てみたい。人の可能性というのを見てみたいなというのが強いです」と、自身の思いを話しました。

そして、米国では“異次元”と報道されていることに、「僕自身はやっている方なので、特にすごいという感覚はない。ただ、違ったことをやっているので、単純にそう見えるところはあるかなと。(二刀流の)サンプル自体が少ないので、今後多くなってくればすごさが、よりはっきりしてくる」と、冷静に語りました。