「憧れは大谷翔平」阪上翔也が二刀流の活躍
◇第103回全国高等学校野球選手権大会 9日目(22日 阪神甲子園球場)◇2回戦 神戸国際大付(兵庫)4-3高川学園(山口)
神戸国際大付の先発マウンドに上がったのは、「憧れは大谷翔平選手」と語る阪上翔也投手。初回に1アウト2塁3塁のピンチを迎えるも無失点に抑えます。
そのウラ、神戸国際大付の攻撃。今度は打席に立った3番・阪上投手が、先制のツーランホームランを放ちます。「(ボールが)甘く入ってきたので思いっきり振りました」と、阪上投手の一振りで神戸国際大付が2-0としました。
その後、4回まで高川学園打線を1安打に抑える好投を見せた阪上投手。しかし5回、ノーアウト2塁から高川学園の8番山見拓希選手にタイムリーを浴びるなど、2-3と高川学園に逆転を許します。
それでも7回ウラ、神戸国際大付は代打の勝木力輝斗選手のタイムリーで同点。さらに2アウト2塁で阪上投手が、「自分に回してくれたので『絶対に返してやろう』という気持ちで打席に入りました」と、この試合3打点目となる逆転のタイムリー。神戸国際大付が4―3と試合をひっくり返します。
阪上投手は、9回を投げ切り8奪三振の好投。憧れの大谷選手のような投打にわたる“二刀流”の活躍を見せ、チームを勝利に導きました。
神戸国際大付は過去出場した夏の大会では1勝が最高成績でしたが、今回の勝利で同一大会では初となる2勝目をあげました。
投打のヒーロー阪上投手は試合後、「ホームランも打てて、9回全部自分が投げて抑えられたのでよかった。(次の試合では)ピッチングでは自分の真っすぐで押していって変化球を打たせる。そういう面を意識していく。バッティングでもきょうの1打席目のように積極的に打っていきたい」と、次戦も“二刀流”での活躍を誓いました。
神戸国際大付は、25日の3回戦で長崎商と対戦します。
写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は今年3月のセンバツ