伊藤美誠 日本人対決制してベスト16
◇卓球 2021世界卓球選手権ヒューストン大会 3日目(現地25日、アメリカ・ヒューストン)
伊藤美誠選手(21)はこの日、まずはダブルスに登場。早田ひな選手(21)との“みまひなペア”でストレート勝ちし、3回戦進出を決めました。
そして、約5時間半後には、女子シングルス3回戦で、世界選手権初出場の芝田沙季選手(24)と対戦。伊藤選手は第1ゲームからサービスエースを連発するなど、11-6で先取します。
それでも、第2、第3ゲームでは、ラリー戦から、芝田選手に得意のフォアハンドを決められるなど、2ゲーム連続で落とします。
劣勢に立たされた伊藤選手でしたが、多彩なレシーブで相手を崩し第4、第5ゲームを奪取。第6ゲームは再びラリー戦から落としフルゲームへ。
最終第7ゲームは、エースの底力を見せて、ゲームカウント4-3。大熱戦を制し、ベスト16となる4回戦に駒を進めました。
「芝田選手は本当に実力の高い選手ですし、ラリー戦になった時に、ほとんど点数を取られてしまっていて、1点取るのが難しい試合だった。2ゲーム目はちょっとガタガタという状態で、2ゲーム目を取っていたら、もっと余裕をもってプレーできた」と振り返った伊藤選手。
さらに4回戦に向けては「どんな場面でも落ち着いてプレーすることを目標にしてきたので、今回もそれができた。次の試合もどんな状態でも自分らしく、もちろん楽しむことを一番に、思い切って戦いたい」と意気込みを語りました。
写真:アフロ