卓球・張本智和 世界王者と熱戦も準優勝
◇卓球WTTカップファイナル(7日 シンガポール)男子シングルス決勝
樊振東4-1張本智和
世界のトップ選手が集結し、男女各16人で争われる卓球の国際大会「WTTカップファイナル」。男子シングルス決勝で、世界ランキング5位の張本智和選手(18)は、同1位の樊振東選手(24=中国)と対戦しました。
張本智和選手は、東京五輪の男子シングルスで4回戦敗退。11月の世界選手権では、まさかの初戦敗退に終わるなど、国際大会のシングルス個人戦で苦戦を強いられていました。
そんな中、迎えた世界王者との決勝戦。張本選手は第1ゲーム、開始直後から積極的に攻め続けリードしますが、5連続ポイントで逆転を許し8-11で落とします。
第2ゲームは、先にリードを奪われる苦しい展開となりましたが、攻めの姿勢を崩さず反撃。強烈なバックハンドやコースを突いたフォアハンドなどで得点を重ねます。11-9でこのゲームを奪い、ゲームカウントをタイに戻しました。
すると第3ゲームは、両者互いに譲らないラリー戦に。しかし接戦の末、ここを9-11で落としてしまうと、その後は世界王者・樊選手の勢いを止められません。
張本選手は第4、第5ゲームと連取され、ゲームカウント4-1で敗戦。今年最後の国際大会を準優勝で終えましたが、シングルス個人戦で復調の兆しをみせました。
写真:AFP/アフロ