トライアウト石崎 娘の前で3人無安打に
◇日本プロ野球12球団合同トライアウト(8日、メットライフドーム)
ロッテから戦力外通告を受けた石崎剛投手(31)が、12球団合同トライアウトに臨みました。
一人目のバッター、武田健吾選手(中日)を二ゴロに抑えると、中村和希選手(元楽天)を右飛で2アウト。
まっすぐが持ち味だという石崎投手はフェルナンド選手(元楽天)に対し、初球、この日最速となる145キロを記録。遊ゴロに打ち取り、マウンドを後にしました。
「自分はフォアボールが課題でした。最後のバッターも3-2で、自分的にちょっと危ないなと思っていたんですが、なんとかショートゴロという結果で抑えられてほっとしています」
今年、愛娘が誕生したという石崎投手。球場に家族も見に来ていたそうで、「(娘に)初めて野球を見せるチャンスでもあったので、思い切って投げることができて良かった」と振り返りました。
「戦力外と受けた際はショックでもあったんですが、逆に言ったらチャンスでもあるな、と切り替えることができました。シーズン中にできないトレーニングをトレーニング場でしっかりとやってこられた感じですね」
結果3人を無安打に抑えた石崎投手。獲得する球団からの連絡を待ちます。「チャンスをいただける球団がありましたら、必ず力になりますので、よろしくお願いします」
写真提供:千葉ロッテマリーンズ