プロ野球・ＤｅＮＡは１０日、横浜市内の球団事務所で楽天を戦力外になっていた藤田一也選手（３９）の入団会見を行いました。

藤田選手は、２００４年のドラフト４位で横浜（現ＤｅＮＡ）に入団。１２年のシーズン途中にトレードで楽天へ移籍し、１３年には日本一に貢献。しかし、今季は初めて１軍出場無しに終わり、戦力外通告を受けていました。

「１０年ぶりにベイスターズのユニホームに袖を通せるという気持ちと、また横浜ベイスターズファンの前でプレーができる喜びを感じています」と話し、「楽天イーグルスでプレーしている時からベイスターズというのは自分の中でも気にしていたチーム、もう１回ユニホームを着られるチャンスをもらったのでしっかりぶつけたいと思います」と意気込みました。

来シーズンの目標については「僕がプロ野球に入った時にベイスターズで優勝したいっていう気持ちで入団したんですけど、その夢がかなわずトレードという形になった。またベイスターズのユニホームを着てプレーするチャンスができたので優勝、日本一を目指したいと思います」と力強く語りました。

三原一晃球団代表は「ＯＢでもありますし、うちの球団の中に彼の人柄も含めて藤田一也ファンがおりますので常に注目している選手ではありました。１年間、１軍でできるだけ長い時間活躍してもらいたいというお願いをさせてもらいました」と入団の経緯を明かしました。

また背番号が「３」に決まったことに関して藤田選手は「聞いた時は驚きました。今までベイスターズで背番号３っていうのが偉大な選手ばかりつけていた印象だったので３と聞いた時は驚いたんですけどそれに恥じないプレーを見せたい」と話しました。

写真：球団提供