酒井&江坂 浦和の功労者たちへの思い語る
◇サッカー 天皇杯第101回全日本サッカー選手権大会決勝 浦和2-1大分(19日、国立競技場)
今季限りでチームを退団する槙野智章選手の劇的な決勝ゴールで、浦和レッズが大分トリニータに勝利。試合後、今季から浦和に入団した酒井宏樹選手と江坂任選手が取材に応じました。
9年ぶりに日本に復帰した酒井選手は、自身初の天皇杯制覇を果たしましたが、悔しい言葉も並べました。「後ろの選手としては1失点というのは非常に悔しいですし、ここまで無失点で来られてきたので、無失点優勝したかったというのが本音です。なので、すごくうれしいですけど、100%うれしいかと言われたら、ちょっと悔いは残ります」
決勝では、今季でチームを去る槙野智章選手と宇賀神友弥選手の2人とプレー。「2人と普段から話をしていますし、そういう特別な試合というのはわかっていますけど、本当に単純に選手として非常に大きな戦力の2人なので、いつも通り頼もしかった」と、2選手への思いを語りました。
また、6月に浦和に加入し、決勝で先制ゴールを挙げた江坂選手は、「浦和の歴史を築いてきた人たちなので、そういう人たちが準決勝で宇賀神さんゴールとったりとか、槙野くんが最後に劇的なゴールをとったりというのは、やっぱり浦和の男だなと感じました。そういう強い気持ち持った選手が試合を決めるんだなというのは感じました」と槙野選手と宇賀神選手の勝負強さをたたえました。
「浦和はタイトルとらないといけないクラブだと思いますし、今年は天皇杯とれたので、来季はしっかりJリーグで優勝争いして、しっかり優勝できるような戦いができれば」と、新生浦和として臨む来シーズンへ力強い言葉を残しました。
写真:長田洋平/アフロスポーツ