バド世界選手権 山口が持ち味生かし初優勝
◇バドミントン世界選手権 女子シングルス決勝(19日、スペイン・ウエルバ)
世界ランキング3位の山口茜選手が、東京五輪銀メダルで同1位の戴資穎選手(台湾)と対戦しました。
山口選手は第1ゲーム。コート奥に相手を追い詰めてから、ネットぎりぎりへのドロップショットや、相手の逆をつくクロススマッシュ。さらにライン上への正確なスマッシュを決めるなど、多彩なショットでリードします。さらに持ち味の縦横無尽にコートを駆け回り、ショットを拾いまくると、相手選手はミスを連発。21対14で第1ゲームを奪います。
続く第2ゲームも山口選手は前後左右に相手を揺さぶり、がら空きのスペースにショットを決めるなど序盤からリードする展開に。相手選手の速いテンポのラリーから、ネット前にシャトルを落とされる、緩急を使ったプレーに苦しむ場面もありましたが、得意のフットワークを生かした粘りのプレーで対応。その後も山口選手は得点を重ね、21対11でこのゲームを奪い、ストレート勝ちで世界選手権初優勝を飾りました。
写真:AFP/アフロ