プロ野球・ＤｅＮＡは２０日、横浜市内の球団事務所で、日本ハムを自由契約になっていた大田泰示選手（３１）の入団会見を行いました。

冒頭のあいさつでは「横浜ＤｅＮＡベイスターズにお世話になることに決めました。そして早くユニホームに袖を通して、早く横浜スタジアムでファンの皆様の前でプレーできるようにしっかり練習して、来季は戦力としてベイスターズが優勝できるように貢献したい」と意気込みを語りました。

大田選手は、２００８年のドラフト１位で巨人に入団。１６年のオフにトレードで日本ハムへ移籍し、今季は７６試合に出場し打率．２０４、３本塁打、２０打点の成績でした。

シーズン終了後、日本ハムから「ノンテンダー」で来季の保有権を放棄され、自由契約に。年俸は５０００万円、背番号は「０」に決まりました。去年の年俸は１億３０００万円（金額はいずれも推定）でした。

大田選手にとって、神奈川県は高校時代からゆかりのある場所。「広島から神奈川県の東海大相模に入学して、自分自身神奈川にすごく縁があると感じました。高校時代はベイスターズの試合をｔｖｋで見てきたので、ここで野球ができるという素直に嬉しい気持ちとわくわくする気持ちがあります」と話しました。

そして５年間在籍していた日本ハムのファンに向けて、「ありがたい質問をしてくれてありがとうございます」と記者に感謝すると、思いを伝えました。

「レギュラーでしか味わえない苦しさだったり喜びだったりをたくさん経験させていただいて、ファンの方々にはたくさん応援していただいて、温かい声援をいつも送ってくださいましたので本当に感謝しかない。ファイターズファンの方にはいち野球ファンとして、今後とも陰ながら応援して欲しいと思いますし、そのためにはしっかり自分が野球する姿、一生懸命やる姿を届けないといけないなと思っている。ベイスターズファンの方々にも認めていただけるように、野球選手として、ベイスターズの一員として野球を盛り上げられるように頑張って行きたいなと思います」

来シーズンの目標については、「ベイスターズの外野、今年活躍された３選手は本当にいい選手なので僕もそこに割り込んでいく意気込みでいます」とレギュラー奪取に意欲を見せた大田選手。

また背番号が「０」については「再スタートなのは間違いないので、“０”からスタートする、新たな気持ちで過去の自分に甘んじることなく１つ１つ前に進んでいきたい」と力強く語りました。