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「まだメダルには遠いな…」飛込・三上紗也可 7位で悔し涙流しパリ五輪本番での雪辱を期す

2023年7月21日 20:31
「まだメダルには遠いな…」飛込・三上紗也可 7位で悔し涙流しパリ五輪本番での雪辱を期す
世界選手権7位でパリ五輪に内定した飛込の三上紗也可選手(写真:AP/アフロ)
◇世界水泳選手権 女子3メートル飛板飛込・決勝(21日、福岡県立総合プール)

水泳の世界選手権は21日、女子3メートル飛板飛込の決勝が行われ、三上紗也可選手が305.25点の7位で、2024年パリ五輪に内定しました。

前日に決勝進出を決めたことから、東京五輪に続き、パリ五輪と2大会連続の内定を確実にして挑んだ決勝。

決勝では1本目、「405B(後踏切前宙返り2回半えび型)」を高さ、空中でのえび型をきれいに決めます。準決勝と同じく67.50点をマークし暫定1位タイとします。

4本目には世界で数人しかできない「5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)」を無難にまとめ64.60点で暫定5位。

メダル獲得には、審査員ひとり平均8.5点を出さないといけない状況で迎えた最終5本目は「205B(後宙返り2回半えび型)」を設定。空中姿勢は美しく決めましたが、スプラッシュがあがるミスで48.00点と伸び悩み、全体を7位でフィニッシュしました。

試合後、三上選手は「やっぱりメダルが欲しかったので悔しい」と涙。5本目のミスを悔やみながら、「とりあえずはパリ五輪が内定してうれしい気持ちだが、まだメダルには遠いなという試合だった」と振り返りました。

東京五輪は無観客の中で挑み、準決勝敗退。「地元日本・福岡の大会でこうやってたくさんの人に応援してもらえる環境がすごくありがたいなと思ったし、すごく力になった」と笑顔を見せ、パリ五輪に向けて「とにかく自分の悔いの残らないようにもっと練習して、悔いの残らない試合をしたい」と前を向きました。