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フィギュア・坂本花織がショート今季最高点で首位発進 24日フリーで世界選手権連覇へ

2023年3月24日 5:00
フィギュア・坂本花織がショート今季最高点で首位発進 24日フリーで世界選手権連覇へ
ショートで首位発進の前回女王・坂本花織選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
◇ISU世界フィギュアスケート選手権(22日~26日、さいたまスーパーアリーナ)

4年ぶりにさいたまスーパーアリーナで開催されているフィギュアスケートの世界選手権。

22日の女子ショートプログラムでは去年世界選手権女王の坂本花織選手が、今季自己ベストの79.24点を記録し、堂々の首位発進となりました。

声援が可能となった今大会、さいたまスーパーアリーナの観客席からは大歓声が送られました。「久々に声出しOKだったので、4年前の埼玉の世界選手権もこういう感じだったなと思い出しました。最初はちょっと舞い上がって緊張して、6分間練習の時はちょっと危なかったんですけど、なんとか本番までには慣れて、普段通りの気持ちでできた。声援っていうのはやっぱりすごくうれしいなって思いました」と話した坂本選手。

ショートを終え「今季のショートはちょっと不安があったが、今日は不安なくしっかりと滑りきることができたので楽しかった。去年(の世界選手権)が80点超えたので、それに近い点数が出たのはうれしいが、あともうちょっとだなっていうのをすごく感じて。でも今シーズンの中で一番いい演技ができたかなと思うので満足です」とコメントしました。

今季一番の演技ながら、あと少しのところで80点に届かなかった要因について「今日はスピード感がなかったなと思った。スピードを出して跳ぶのはリスクがあり、安定して跳びたいと思うとスピードを落としてしまう。少し強気になれなかったが、今日これをやっといてよかったし、フリーはバンバン滑っていきたい。あとは、アクセルの加点がやっぱり満点ほしかった、という部分で悔しい」と分析。冒頭の2回転アクセルでは出来栄え点が1.65点満点中1.37点だった。

24日、今シーズン終盤の大一番であるフリーを迎える坂本選手は「3連続の得点源になるジャンプ、自分らしいジャンプが跳べるようにしたいなと思っている。ショートで満点取れなかったアクセルもしっかり跳びたい。フリーをしっかりパーフェクトな演技をして笑顔で終われるようにしたいなと思います」と意気込みを語りました。

また、日本勢は圧巻の演技でスタンディングオベーションを起こした三原舞依がショート3位、ジャンプでミスが続いた渡辺倫果は15位で24日のフリースケーティングに挑みます。

■女子ショート 日本勢の結果
1位 坂本花織 79.24
3位 三原舞依 73.46
15位 渡辺倫果 60.90
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