箱根駅伝5区の“元区間記録保持者”青木涼真が3000m障害で初の日本一「あくまでも本番は夏」 【陸上・日本選手権】
優勝争いが3人に絞られると青木涼真選手がラストスパート対決を制して日本一に輝く
今夏のパリ五輪の出場がかかった日本陸上競技選手権大会が6月27日に開幕。新潟・デンカビッグスワンスタジアムで4日間にわたって熱戦が繰り広げられます。
大会初日の最終種目には、近年活況を呈している男子3000m障害が行われました。この種目の日本記録保持者で東京五輪7位入賞の三浦龍司選手(SUBARU/順天堂大学出身)は、すでにパリ五輪に内定しており不出場でしたが、2大会連続の五輪出場を目指す青木涼真選手(Honda/法政大学出身)が貫禄を見せ、初の日本一に輝きました。
春先に左足のアキレス腱を痛め「体のバランスがあまり整っていない状態で、不安があった」という青木選手は、先頭をうかがえる位置でレースを進めました。
優勝争いが青木選手、新家裕太郎選手(愛三工業/創価大学出身)、柴田大地(中央大学2年)の3人に絞られると、残り300mを切ってついに青木選手が先頭に立ちます。そして、スプリント勝負を制して、初優勝を果たしました。
青木選手は「本当は参加標準記録を突破したかったのだが、そういう状態ではなかったので日本選手権のタイトルだけを目指して走りました。達成できたので、とりあえずホッとしています」と語りました。
パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)には届かず即内定とはなりませんでしたが、ワールドランキングでの出場をぐっと引き寄せ、胸をなでおろしていました。
法政大学在学時、箱根駅伝では3年連続で5区・山上りを担い、大学2年時には当時の区間新記録を打ち立てて9人抜きの活躍を見せました。
実業団のHondaに進むと、2021年の東京五輪に3000m障害で出場。2023年のブダペスト世界選手権では3度目の世界大会で初めて決勝進出を果たしています。
大会初日の最終種目には、近年活況を呈している男子3000m障害が行われました。この種目の日本記録保持者で東京五輪7位入賞の三浦龍司選手(SUBARU/順天堂大学出身)は、すでにパリ五輪に内定しており不出場でしたが、2大会連続の五輪出場を目指す青木涼真選手(Honda/法政大学出身)が貫禄を見せ、初の日本一に輝きました。
春先に左足のアキレス腱を痛め「体のバランスがあまり整っていない状態で、不安があった」という青木選手は、先頭をうかがえる位置でレースを進めました。
優勝争いが青木選手、新家裕太郎選手(愛三工業/創価大学出身)、柴田大地(中央大学2年)の3人に絞られると、残り300mを切ってついに青木選手が先頭に立ちます。そして、スプリント勝負を制して、初優勝を果たしました。
青木選手は「本当は参加標準記録を突破したかったのだが、そういう状態ではなかったので日本選手権のタイトルだけを目指して走りました。達成できたので、とりあえずホッとしています」と語りました。
パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)には届かず即内定とはなりませんでしたが、ワールドランキングでの出場をぐっと引き寄せ、胸をなでおろしていました。
法政大学在学時、箱根駅伝では3年連続で5区・山上りを担い、大学2年時には当時の区間新記録を打ち立てて9人抜きの活躍を見せました。
実業団のHondaに進むと、2021年の東京五輪に3000m障害で出場。2023年のブダペスト世界選手権では3度目の世界大会で初めて決勝進出を果たしています。
青木選手は「昨年のブダペスト世界選手権では決勝に進出できたが、決勝では不甲斐ない走りに終わった。この1年、そこの穴を埋めるために必死にやってきて、力はついているという自覚はある。あくまでも本番は夏。100%まともに走れるようにするのが一番大事。(五輪までの1か月は)しっかり体を整えて迎えたい」と、今夏は決勝の舞台で世界と戦う覚悟を決めています。