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「日本記録に近づけるよう」やり投げ・北口榛花 試行錯誤しながら“60m超え”連発

2023年5月6日 13:56
「日本記録に近づけるよう」やり投げ・北口榛花 試行錯誤しながら“60m超え”連発
優勝した北口榛花選手(写真:アフロスポーツ)
◇第10回木南道孝記念陸上競技大会(6日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

木南記念陸上初日、女子やり投げ決勝に、世界選手権銅メダリストの北口榛花選手が出場。64m43のビッグスローで大会記録を更新し、優勝を決めました。

4月29日に行われた織田記念陸上では、シーズン初戦ながら64m50をマークし、今年の世界選手権の代表に内定した北口選手。

シーズン2戦目となったこの日も絶好調。1投目から63m72を投げると、ぴょんぴょん飛び跳ね、笑顔を見せます。

2投目にはさらに記録を伸ばし、大会記録を更新する64m43のビッグスロー。3投目にも61m25と、ここまですべて大台60m超えの投てきを見せます。

試合の合間には、やりを投げる動きや走る動きを確認したり、チェコの指導者、デイビッド・シェケラック氏と会話したりする場面も。

4、5投目はファウルとし、迎えた最終6投目、再び60m超えとなる61m66を投げ、優勝を決めました。

試合後、北口選手は、「1投目、2投目いい流れだったので、もうちょっと投げたかったんですけど、またお預けっていうことで…」とコメント。

まだ万全ではないというものの、「1投目で63mを投げられたことは自信にもなりましたし、ある程度助走スピード上げたり、いろいろ試しながらやってもなんとかなる(笑)。完璧はまだできないけど、なんとかなるという感触はつかめている」と振り返りました。

後半4投目以降は、やりの種類を変えたり、助走のスピードを速くしたりと、いろいろなことを試しながら臨んでいたという北口選手。

「まだスピードに対して体がうまく反応できていないところがあるので、2週間後に向けて修正していきたい」

5月21日に横浜で開催される国際大会・セイコーゴールデングランプリを見据え、「できれば日本記録に近づけるようなそんな記録を目指して頑張りたいと思います」と意気込みました。
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