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「質の高い考え方に」先輩美帆も評価 “成長”続ける佐藤綾乃「世界のトップに近づけている」

2022年2月20日 20:45
「質の高い考え方に」先輩美帆も評価 “成長”続ける佐藤綾乃「世界のトップに近づけている」
隊列を組み、先頭を走る佐藤綾乃選手 (写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
北京五輪の出場全種目を終えたスピードスケート女子団体パシュートの高木美帆選手(27)、高木菜那選手(29)、佐藤綾乃選手(25)が20日、取材に応じました。

金メダルは逃したものの、2大会連続でメダルを獲得。日本は前回と同じメンバーで臨み、3人の中で1番年下が佐藤選手です。

21歳で出場した4年前の平昌五輪で佐藤選手は、女子マススタートで準決勝敗退に終わりましたが、今大会は決勝まで勝ち上がり、8位入賞。そして美帆選手が銀メダルを獲得した女子1500mでは、銅メダルまでわずか0秒10差の4位と躍進しました。

佐藤選手の成長に美帆選手は、「ここ2年間、スケーターとして質の高い考え方をしているのを肌で感じる」とコメント。菜那選手は「社会人になった頃から、上下関係がある中で率先して言いやすい雰囲気をつくってくれる。大学を卒業してから人としてもすごく成長している」とチーム最年少の佐藤選手の成長を評価します。

先輩2人からの言葉に本人は、「普段こんなに褒めてもらえることはないのでうれしい」と謙遜します。そして「成長できたのは6年間ずっと一緒に過ごしてきた2人のおかげ」と、高木姉妹からの刺激が大きいことを明かしました。

そして今回の北京五輪は、「今まで以上に誰かのために頑張りたいという思いの強かった五輪」だったと振り返ります。

高木姉妹の2人や、サポートしてくれた人のために頑張ったことで、「レース後に満足感を覚えた」といいます。

「今までよりもちょっと世界のトップに近づけている。今のこの力でどこまでいけるのか、1つ1つの種目を楽しみながら最後まで戦っていきたい」と、次なるレースの舞台、世界選手権とW杯最終戦を見据えていました。
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