◇バスケットボール男子日本代表国際強化試合　日本92-56台湾(9日、浜松アリーナ)

8月25日に開幕するバスケットボールW杯の国際強化試合で台湾を相手に2試合とも勝利した日本代表。2戦目は守備を固め、86得点を取られた前日に対して、56点に抑えました。

トム・ホーバスHCは、試合後の取材で、前日との違いについて「出だしはすごくよかった。5人のエネルギーとローテーションの速さもよかった。そこからディフェンスで、こういうゲームの道がつくれた」と満足げに切り出しました。

一方で、攻撃面では、重要視する3ポイントシュートの成功率が22.5％と低迷。「ディフェンスをやってもオフェンスのシュートも入るかなと思うんですけど(苦笑)。なんでディフェンスだけ、オフェンスだけ？もう両方やりたいんですよ。(前日とこの日を)ミックスしたい」と明るく選手たちを鼓舞しました。

気になるチーム編成については、「難しいね。もう第4クオーターも2番の選手(SG)が4人出た」と話し、川真田紘也選手や原修太選手ら、代表経験の浅い選手にも「この合宿は、プレーイングタイムで全員を出して勉強させたい」と経験が何より大切であると力説しました。

指揮官は「バスケではアジャストメントが必要。選手たちは準備しないとダメ」として、「W杯はどうやって勝つかわからない。こういう勝ち方が大事。このゲームは本当に勉強になった」と先を見据えました。