【2022年ドラフト候補】鷺宮製作所・小孫竜二が6回7奪三振の好投 最速154キロ
◇東京都企業秋季大会 鷺宮製作所3x-2JR東日本(2日、大田スタジアム)
2022年のドラフト候補、鷺宮製作所・小孫竜二投手(こまごりゅうじ)が先発し、6回7奪三振2失点の好投を見せました。
初回、初球で自己最速の155キロに迫る154キロをマークするも、連打と味方のエラーもあり、いきなり2点を失います。
しかし、バッテリーを組む佐藤大雅選手と「この2点だけで収めよう」と話し、気持ちを切り替えたという小孫投手。
2回から4回までは三者凡退、5回と6回はそれぞれヒット1本のみに抑え、6回7奪三振2失点の好投を見せました。
試合は鷺宮製作所が6回にタイムリー、7回にホームランが飛び出し、2対2の同点に追いつきます。そして延長タイブレークの末、鷺宮製作所がサヨナラ勝利をしました。
試合後、小孫投手は「先発というのは決まっていたのでチームを勝たせるためにここまで調整してきました」とコメントしました。
小孫投手のピッチングについて、鷺宮製作所の岡崎淳二監督は「いつも通りのピッチングをしてくれた。失点はあったが持ち味が出せて期待通りのピッチングだった」と高評価。
この日、北海道日本ハムファイターズのゼネラルマネジャー・稲葉篤紀さんが球場へ視察に。10月20日に迫るドラフトについて小孫投手は「4回目のドラフトなのでなんともいえない気持ちですけど、待つだけなので」とあくまで冷静なコメント。
目標とする選手にはメジャーリーグで活躍する大谷選手を挙げ、「世界で活躍できる選手になりたい」と話しました。
また、小孫投手がドラフト候補とされていることに対して岡崎監督は「(小孫投手が)社会人野球最後の投球になるのかなと僕自身も思っていますし、ここで大きなチャンスがあるので最後にチームを勝たせて上の世界へ行ってもらいたい」と期待を寄せました。