坂本花織「心臓もバクバク。五輪の舞台で完璧にできた」自己ベスト更新で3位発進
◆北京五輪・大会12日目(2月15日)、フィギュアスケート女子シングル・ショートプログラム
2度目の五輪出場で、坂本花織選手は最終滑走で登場。
2アクセル、3ルッツ、3フリップ+3トウループと3つのジャンプにすべて成功。ダイナミックな演技で、完璧なショートプログラムを滑りきりました。
最終滑走というプレッシャーのかかる場面での演技を終え、リンクを降りる際は涙を見せた坂本選手。ROC(ロシアオリンピック委員会)勢に割って入る3位となりました。
◆以下、演技後の坂本選手のインタビュー
――演技を振り返っていかがですか?
「五輪という大舞台でしっかりと自分の満足のいく演技ができたので、すごくうれしいです」
――演技後涙を見せましたが、そのときは何を考えていましたか?
「今までもたくさん悔しい思いをしてきて、その思いが五輪の舞台で完璧にできました。苦しい思いをしてきたのが生かされていると思ってすごくうれしかったですし、最終滑走だから心置きなくジャッジさんに点数を出してもらえるようにインパクトを残そうと思ってしっかりやりました」
――最終滑走のプレッシャーがある中で、気持ちの整理はどのように行いましたか?
「心臓もバクバクで、コンディションはいいとは言いきれなかったんですけど、ここまでやってきたことをこの場で発揮しないともったいないので、先生としっかり集中して最後までやりきれてよかったです」
――フリーに向けての意気込みは?
「フリーもしっかり集中してパーフェクトな演技で終えられるようにしたいです」