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青学大OB・神林勇太が語る全国中学校駅伝「過ごした時間の密度が濃かった」“悔しさと仲間は人生の財産”

2022年12月17日 11:15
青学大OB・神林勇太が語る全国中学校駅伝「過ごした時間の密度が濃かった」“悔しさと仲間は人生の財産”
神奈川・宮前平中学で全中駅伝に出場した神林勇太さん
◇第30回全国中学校駅伝大会(18日、滋賀県希望が丘文化公園、女子:5区間12キロ、男子6区間18キロ)

各都道府県の代表校47と開催地枠を加えた全48チームで、日本一をかけて争う全国中学駅伝大会。

当日、解説を務めるのは箱根駅伝(3年9区・区間賞)で活躍した青山学院大学OB・神林勇太さん。「人生を最も豊かにしてくれて駅伝をトコトン好きにさせてくれた大会」と自身も出場した全国中学駅伝。その魅力について語ってもらいました。

■全中駅伝での悔しさと仲間は“人生の財産”

2013年の第21回大会に神奈川・宮前平中学で出場し、4区で区間賞とMVPを獲得した神林さん。それでもチームは優勝に届かず惜しくも5位。当時は「涙が止まらなかった」と悔しさをかみしめました。

この悔しさは自身の陸上人生に大きな影響を与えたと言います。

「全国で勝てなかったのが悔しすぎて、高校でなによりも一番目指したいと思ったのが駅伝で活躍することに執着するようになりました。3年連続全国出場した高校(熊本・九州学院)でも、2年は全国2位、3年は全国3位と勝てなかった。『それならば大学で優勝するしかない』という理由で、優勝を目指せる青学を選んだので、全中駅伝はすべてを決めた礎になっていますね」

またこの全中駅伝では、神林さんを含む陸上部の3人に、サッカー部と野球部の3人が加わり出場。他の部活動と交流しながら、練習を過ごした時間と絆は財産になっていると言います。

「一緒に陸上をやってきた同級生の子たちとは今でもつながりがありますし、野球部だった子、サッカー部だった子も高校から陸上を始めていました。一番過ごした時間の密度が濃かったし、すごく楽しかった時間になりました。今でも仲良くできているのは本当にありがたいです」

そして中学駅伝のレース展開はどこが勝つかが全く分からないのも魅力。

「高校、大学で優勝するより、実は難しいんじゃないかと思っています。クロスカントリーというコースだから、なかなかタイム通りには行かないし、突然持ちタイム以上のペースで走る選手がいたりする。強豪校はもちろんいますけど、“大番狂わせ”もある印象があるので、難しい駅伝かなと思っています。選手たちは結果も大事ですけど、全中駅伝に向かってどれだけ頑張ってきた過程、そこに向けて仲間と過ごした時間が今後の人生の財産になる。選手のみなさんにもそういう大会にしてもらいたい」

滋賀県で12月18日(日)に行われる第30回全国中学校駅伝。女子は11時10分、男子は12時15分にスタートします。

【放送予定】
BS日テレにて18日(日)11:00~生中継&TVerでもライブ配信。また前日の開始式(17日15:00~)、レース後の表彰式(18日14:30~)を日テレスポーツ公式YouTubeで配信予定

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