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ノルウェーのアスリート委員会副代表がロシアなどへの措置を理由に辞任「スポーツと政治は交えるべきではない」

2022年3月17日 17:07
ノルウェーのアスリート委員会副代表がロシアなどへの措置を理由に辞任「スポーツと政治は交えるべきではない」
「スポーツと政治は交えるべきではない」とノルウェーのアスリート委員会副理事が辞任

ノルウェーのオリンピックとパラリンピック委員会の理事を務めていたオイヴィント・ワタンデル氏が、国際大会でロシアとベラルーシの選手が出場禁止となったことについて「もっと十分に議論するべき」として、理事などを辞任したことが明らかになりました。

ワタンデル氏はアスリート委員会の副代表も務めていて、ロシアとベラルーシの選手が出場禁止になったことについて「この禁止処分はスポーツがどうあるべきかという私の価値観に大きく抵触する。そのため、理事などを辞任することにした」と話しました。

ウクライナへの軍事侵攻については「強く反対している。個人的な知り合いの中には地下に隠れておびえているウクライナ人もいる」と反対の立場であると前置きしたワタンデル氏。

「もともと私は表彰台で政治的なジェスチャーなどをすることに反対だ。一般的に、スポーツと政治は交えるべきではない」とスポーツに政治を持ち込むことに、そもそも反対していると語りました。

今回の辞任について「何かにつながるとは思わない」としたワタンデル氏ですが、「それでも、自分の良心のために、今後、ロシアの競技仲間たちの目をまっすぐ見て立っていられるように、今回は辞任を決めた」としています。

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