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銅メダル獲得で盛り上がる志田千陽選手の地元八郎潟町 同級生が逸話明かす

2024年8月5日 18:13
銅メダル獲得で盛り上がる志田千陽選手の地元八郎潟町 同級生が逸話明かす
パリオリンピックバドミントン女子ダブルスで八郎潟町出身の志田千陽選手と、松山奈未選手のシダマツペアが銅メダルを獲得しました。3日に行われた3位決定戦では、志田選手を後押ししようと深夜にも関わらず八郎潟町でパブリックビューイングが開かれ大声援が送られました。

(志田選手と同級生)北嶋大聖記者
「これまで町民が一丸となってエールを送り続けてきた八郎潟町ですが、銅メダル獲得を受けてこちらの図書館では早速お祝いのメッセージが掲げられています。」

メダル獲得を受け、4日、町の図書館に祝福のメッセージが貼り出されました。

八郎潟町立図書館鎌田憲明館長
「来たかたもですね、みなさんおめでとうってことで、たくさんお祝いのメッセージをいただいたところでございます」

志田選手の特集が掲載されている雑誌や、オリンピックに関連する書籍などおよそ150冊をまとめたコーナーが新たに設けられました。夏休みの子どもたちなどに手に取ってほしいと8月末まで閲覧できる予定です。八郎潟町出身のスポーツ選手としては4人目となるメダリスト。

親戚はもちろん町民からも活躍をたたえる声が多く聞かれました。

(志田選手の叔父)石井教行さん
「ただただよかったよかったそれだけです。でもやっぱり八郎潟町のみなさん、あとは日本全国のみなさんの後押しがあったからこそ気持ち切り替えて、メダル取ってくれたのかなと思います。本当みなさんに感謝です。ありがとうございます。」

志田選手の叔父の石井教行さんが経営するガソリンスタンドには、メダル獲得後、いつもより多くの客が訪れ、お祝いの言葉をかけてくれるといいます。


「がんばったっすな。上を言えばきりがないけど、がんばったよくあそこまで」

6月に開かれた壮行会にあわせ志田選手が立ち寄った際に残していった直筆のサイン。写真を撮りに来る人も増えているということです。

石井教行さん
「秋田に帰ってきたときはまた新たに書いてもらおうかなと思ってます」

祝福ムードに包まれる八郎潟町。メダルがかかった試合の前には大きな期待を寄せる人たちがいました。志田選手の小学校時代の同級生です。

同級生からも逸話続々

森川哲平さん
「身近にいた人がすごい大舞台で活躍してるのは本当に信じられないというか、本当に誇らしい気持ちでいっぱいですけど、ただやっぱ小学校から何かやってくれる人ではないかなと思ってはいました」

菊地健太郎さん
「体育の授業とかでも体力がすごくて男子よりもシャトルランとかの記録すごかったのでびっくりしちゃいました」

志田選手のオリンピック出場決定をきっかけに同級生同士が集まったり連絡を取り合ったりする機会が増えたこともうれしいといいます。

6月には同級生が集まり志田選手を激励していました。小学校時代以来15年ぶりに顔を合わせる同級生も少なくありません。

この時、志田選手は「覚えてくれているか不安だったがこうしてみんなが迎えてくれてすごくうれしかった」と話していたということです。

森川哲平さん
「ここまで来たら楽しんでほしいっす本当に。ただ…メダル…獲得してほしいです」

3日のパブリックビューイングの盛り上がりは

北嶋大聖リポ「まもなく午後10時を迎えようとしていますが、八郎潟町のパブリックビューイング会場、続々と町の人たちなどが集まってきています。」

(志田選手の伯母)志田麗千子さん
「自分らしいプレーを悔いのないように最後までやり抜いてほしいです」

会場には志田選手が小学生時代に所属していた八郎潟のバドミントンクラブの子どもたちも駆け付けました。志田選手が帰省した際にはともに汗を流しています。

「めっちゃ優しくて…笑顔が消えない人みたいな感じ」「志田選手、3位決定戦最後まで諦めずに頑張ってください」

試合パート(テキストのみ)

地元からも大声援を受けて3位決定戦に臨んだシダマツペア。

北都銀行のナガマツペアを破り勝ち上がったマレーシアのペアを相手にこれまで磨いてきたレシーブが光りました。

この日は志田選手が前衛のポジションで躍動し得点につながる場面が目立ちました。2人のうちどちらが前に出てもポイントを取れるのがシダマツペアの強みです。

5連続でポイントするなど主導権を握ったシダマツペアが第1ゲームをものにします。

続く第2ゲームは一時は得点差を詰められる場面もありましたがラリーの応酬を制したのもシダマツペアでした。

「見送りました!アウトです」「さあ、あと1点です」

銅メダル獲得 そのとき八郎潟町のパブリックビューイングは・・・

(志田選手の伯母)志田麗千子さん
「うれしい、よかったほんとうにうれしいです。取らせてあげたかったので…感激です…感激してます」

クラブの女の子
「きょうのプレーを見てまた八郎潟の代表としてオリンピックに出て強い選手になりたいなと思いました。」

記者会見(テキストのみ) 写真:森田直樹/アフロスポーツ

銅メダル獲得から一夜明け、記者会見に臨んだシダマツペア

「今回もすごいパブリックビューイングとかで沢山の方が 集まって応援してくれた動画な どを拝見して、本当に改めてすごくうれしいなって思いますし、その応援が力になって今回の銅メダルに繋がったのかなと思っています」

志田選手は、この先について「ほっとした気持ちが大きいのでまだ考えられない」と述べた上で「2人で楽しみながらプレーする姿をみなさんに見てもらいたい」と笑顔で語っていました。

佐竹知事 志田選手に県民栄誉賞を検討

佐竹知事は記者会見で志田千陽選手に県民栄誉章を贈ることを検討していると明らかにしました。県によりますと、県民栄誉章が設けられた1986年以降、県出身のオリンピック・パラリンピックのメダリストはこれまでに4人が県民栄誉章を受章しています。

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