トゥルソワ 笑顔から一転 “4回転を5つ跳んでも金メダルはとれなかった”と涙
北京五輪フィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トゥルソワ選手(17)が、試合後の会見で「4回転を5つ跳んでも金メダルはとれなかった」と涙ながらに語りました。
ロイター通信などによりますと、試合後、トゥルソワ選手は「私以外のみんなが金メダルをとっている。スケートなんて嫌い。大嫌い。もう二度とスケートなんかしない。絶対にしない。こんなの不公平だ」などと話していたということです。
試合後の会見でこの件について聞かれると、それまで見せていた笑顔から一転、涙で声を震わせました。
「3年間、私はどの大会でも優勝できなかった。重要な(シニアの)大会で勝てていない。何かすごいことを達成しようと思って、4回転ジャンプを1つ足したんです。金メダルをとれると思って。でも、そうならなかった、だから(あの発言)です」
そう話して、肩をすくめるしぐさを見せたトゥルソワ選手。
ショートプログラムの後にコーチ陣から4回転ジャンプは4つで構成しろと言われたものの「私はできる、5つ跳ぶ」と反発していたことも明かしました。
トゥルソワ選手は一時期、エフゲニー・プルシェンコ氏に師事していましたが、去年5月にエテリ・トゥトベリーゼコーチの元に戻っていました。