羽生結弦選手“引退”表明 国内外に衝撃 「神というか…」「彼の選択を応援する」
フィギュアスケートの羽生結弦選手が19日、競技からの引退を表明しました。これを受けて、国内だけでなく海外からも反応が寄せられています。
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羽生選手の母校・東北高校で、スケート部の恩師が会見を見守っていました。
東北高校 フィギュアスケート部顧問・島田篤史さん
「言葉が見つからないというか、本当によく頑張ったなと、本当におつかれさまと。自分を高める力を持っている、そこに関しては、どんな選手よりもたけていたと思います。ゴッド(神)というか…もう、ものすごい存在ですよね」
列島が注目した「決意表明」。羽生選手が選んだのは「競技生活の引退」、「プロへの転向」でした。
会見を見た人(東京・武蔵小山商店街)
「びっくりしました。オリンピックの演技など楽しみにしていたので、びっくりです」
千葉・船橋市にあるスケートリンクで、練習を終えた子供たちからも――
「かなり衝撃的でした」
「練習が終わったときに見て、急だったので、すごく驚いたんですけど、これからも挑戦し続けていく羽生選手を応援したい」
オリンピック2連覇など数々の偉業を成し遂げた羽生選手の競技引退。その衝撃は国内だけではありませんでした。中国でも、会見が始まる1時間前から競技生活“最後のリンク”となった北京オリンピックの会場に、ファンが集まっていました。
中国のファン
「彼の選択を尊重する」
──競技には出なくなるけど?
中国のファン
「がっかりはしない」
「私たちは、彼の選択を応援する」
新たな挑戦を決意した羽生選手。会見後のフォトセッションで、ファンへのメッセージを問われると──
羽生結弦選手(27)
「本当に応援していただき、本当にありがとうございます。『ました』ではなく、『ます』にさせてください。これからも応援していただけるように、ただ演技を楽しむだけじゃなく、応援していただけるようにこれからも戦い続けます」