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【箱根駅伝予選会】中央学院大 主力が欠場もしぶとく突破なるか?

2022年10月10日 10:05
【箱根駅伝予選会】中央学院大 主力が欠場もしぶとく突破なるか?
前回の箱根駅伝で2区を走った吉田選手(2年)。故障者の多いチームを救えるか(写真:アフロ)
◇第99回箱根駅伝予選会(10月15日、東京都立川市)

箱根駅伝には第67回予選会に初挑戦し、70回記念大会で初出場した中央学院大学。その後はなかなか予選会を突破できない時期もありましたが、2003年の79回以降は本大会の常連となり、84回大会では3位という好成績を残しました。

その後91~95回大会までは5年連続でシード権を獲得しましたが、96回大会で11位に終わると、翌97回大会ではまさかの予選会敗退。それでも前回の第98回予選会では栗原啓吾(当時4年)が日本選手トップと活躍し、本大会への復帰を果たしました。

2大会ぶりの本選となった前回の箱根駅伝は、フラッシュイエローの新しいユニホームで臨みましたが、1区の栗原選手がいきなりトップと4分7秒差の20位と出遅れ。山では、5区・吉本光希選手(当時3年)が区間10位、6区・工藤巧夢選手(当時1年)が区間4位と健闘し、アンカーの中島稜貴選手(当時3年)も区間8位と追い上げましたが、序盤の出遅れは大きく、16位に終わりました。

【今シーズンここまで】

全日本大学駅伝関東地区選考会では、小島慎也選手、武川流以名選手(ともに4年)ら主力を複数欠き、最後までハラハラする展開でしたが、6位で通過し、10年連続の本大会出場を決めました。

前回の箱根駅伝でルーキーながら2区に起用された吉田礼志選手(2年)がエース格に成長し、チームを牽引しています。

【近年の予選会】

6年ぶりとなった第97回予選会では、高速レースに対応できずに、まさかの12位に終わり本大会への連続出場も「18」で途切れてしまいました。

前回はエース栗原選手が日本選手1位と大きな貯金を作ったものの、全体的には苦戦し7位通過。主力の足並みが揃えば、もう少し楽にレースを進められるはずですが、故障者が多いのが悩ましいところです。

【注目選手】

◆吉田礼志選手(2年)
1年目からチームの主力として活躍し、前回の箱根駅伝では花の2区を担い区間18位。その後は3月の日本学生ハーフで6位、6月の全日本関東地区選考会では4組で日本選手トップ争いを繰り広げ、8着と好走しました。今季は5000m(13分46秒15)、10000m(28分22秒42)ともに自己記録を更新しています。

◆小島慎也選手(4年)
前々回の第97回箱根駅伝に関東学生連合で出場し、3区18位相当でした。昨年度は3年生にして主将を務めるも、足首の故障で予選も本選も欠場。長く試合に出ていない期間が続きましたが、予選会のエントリーには間に合いました。

◆堀田晟礼選手(2年)
大学に入学してすぐの4月に、10000mで28分49秒05をマーク。今季は全日本選考会で2組10着とまずまずの走りを見せました。

◆工藤巧夢選手(2年)
前回の箱根駅伝で6区4位と活躍。今季は目立った成績はありませんが、7月の士別ハーフマラソンを1時間4分7秒で走っています。

【予選会のポイント】

エース格の武川選手がなかなか復帰できず、また主力の伊藤秀虎選手(3年)、吉本光希選手(4年)、中島稜貴選手(4年)がエントリーできなかったのは、大きな痛手と思われます。ただ1992年からチームを率いる川崎勇二監督のもと、これまでも不利の下馬評をしぶとく覆してきた実績があるだけに、経験豊富な指揮官がどうチームを導くかも大きなポイントとなりそうです。

<第99回箱根駅伝予選会>
■日本テレビ地上波(関東地区ほか)生中継 10月15日(土)9:25~11:25 ※TVerでもライブ配信
■BS日テレ(録画放送) 10月15日(土)午後7時~午後9時
■日テレジータス特別編 10月21日(金)午後7時半~午後10時