1年後のパリ五輪に向け、終盤戦に突入した卓球の代表選考争い。女子では選考ポイントランク上位2選手に与えられるシングルス代表の座をかけて熾烈な争いが繰り広げられています。

今月22日から2日間にわたって行われた「2023全農CUP 東京大会」では選考ポイント首位を走る早田ひな選手が優勝。100ポイントを積み上げ、合計597.5ポイントと独走態勢をより強固なものとしました。

選考ポイント3位につける伊藤美誠選手は、準決勝で2位につけるライバル平野美宇選手を破って決勝に進出。準優勝で90ポイント獲得し、合計ポイントを365.5に伸ばしています。一方、敗れた平野選手も3位決定戦に勝利。80ポイントを獲得し、合計392ポイントに。それでも、伊藤選手が差を10ポイント縮めることに成功しています。大会後、伊藤選手は「練習でも試合でも、もっともっと挑戦者の気持ちで臨めたらいい。自分は100％挑戦者の気持ちなので、上を向いて挽回していくだけ」と語りました。

また6位となった張本美和選手も50ポイントを獲得。合計を220.5ポイントに伸ばし5位に浮上しました。

選考ポイントが大量に獲得できるのは9月アジア競技大会、アジア選手権、11月の選考会、来年1月の全日本選手権の残り4大会となっています。

◇女子の選考ポイントランキング
1位 早田ひな 597.5
2位 平野美宇 392
3位 伊藤美誠 365.5
4位 木原美悠 248
5位 張本美和 220.5
6位 佐藤 瞳 205
7位 長崎美柚 200
8位 芝田沙季 183
9位 大藤沙月 160
10位 森さくら 148.5