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【陸上】多田修平が10秒11で大会新V 山縣亮太との0.01秒差の争いを制す

2023年10月14日 6:30
【陸上】多田修平が10秒11で大会新V 山縣亮太との0.01秒差の争いを制す
山縣亮太選手と多田修平選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)※写真は10月1日のアスレチックチャレンジカップ
◇鹿児島特別国体 陸上競技男子100メートル決勝(13日、鹿児島・白波スタジアム)

「燃ゆる感動かごしま国体」の陸上競技が13日から開幕。男子100メートルで多田修平選手(大阪代表)が追い風1.7メートルの中で大会新記録の10秒11で優勝。同じく大会記録を上回った山縣亮太選手(広島代表)が0.01秒差で2位に入りました。

2024年パリ五輪を見据えて東京五輪後の2021年10月に古傷の右膝の手術に踏み切った山縣選手は、今年4月の織田記念国際で1年7か月ぶりにレース復帰。9秒95の日本記録を持つ31歳は、この日の予選ではシーズンベストの10秒21を記録していました。

一方、多田修平選手も春先は不振に苦しむなど、今季は一時競技から離れこの夏の世界選手権も出場はできませんでした。それでも今大会は、準決勝で10秒14をマークし決勝へ進みます。

決勝は4レーンに多田選手、5レーンに山縣選手と両者が隣に並びます。多田選手が得意のスタートで飛び出しますが、中盤以降にかけて山縣選手が徐々に迫る展開。最後は多田選手が10秒11で、0.01秒差で逃げ切りました。

多田選手の記録は2011年に江里口匡史さんが記録した大会記録10秒14を上回るタイム。山縣選手も大会記録を上回り予選で出したシーズンベストを更新しました。また3位には10秒22で和田遼選手(京都代表)が入っています。

多田選手は「また日本代表の座を奪って、帰ってこれるようにしたい」と笑顔をみせました。

【かごしま国体 100m結果】
1位 10秒11 多田修平
2位 10秒12 山縣亮太
3位 10秒22 和田遼
※追い風1.7m