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「パリで世界と勝負」女子マラソン・前田穂南が19年ぶり日本新記録 大阪国際女子マラソン

2024年1月28日 17:15
「パリで世界と勝負」女子マラソン・前田穂南が19年ぶり日本新記録 大阪国際女子マラソン
日本記録を更新した前田穂南選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
◇第43回大阪国際女子マラソン(28日、ヤンマースタジアム長居)

女子マラソンの東京オリンピック代表・前田穂南選手が28日、大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒をマークし、19年ぶりに日本記録を更新しました。

ヤンマースタジアム長居を発着し、大阪城公園などを回るコースを日本人トップの2時間18分59秒でゴールした前田選手。ガッツポーズでゴールテープを切り、2005年のベルリンマラソンで野口みずきさんがマークした2時間19分12秒の日本記録を19年ぶりに更新しました。

レースを終え前田選手は「たくさんの応援の力で元気をもらって最後まで走りきることができました。応援ありがとうございました」と沿道からの声援に感謝。

大会前には目標を“アレ”と掲げていた前田選手。レース後のインタビューで“アレ”の内容を聞かれると「日本記録更新です」と明かし、会場からはひときわ大きな歓声が上がりました。

また、パリオリンピック選考レース対象の今大会の設定タイムは2時間21分41秒。これを突破したことで、すでに内定している鈴木優花選手、一山麻緒選手に続いて、残る1枠目に最も近い存在となり、「またパリで世界と勝負して走っていきたいと思います」と出場に意欲を見せました。