羽生結弦「ふわふわしている」男子SP8位もフリーで4A挑戦へ「氷との相性もすごくいい」
北京五輪フィギュアスケート男子シングルショートプログラムを8位で終えた羽生結弦選手が演技後、記者の取材に応じました。
冒頭の4回転サルコウでのミスが響き、点数が伸びなかった今回のSP。10日に控えるフリーで注目されるのが4回転アクセルへの挑戦です。羽生選手は、「(4回転アクセルを)しっかり練習して決めきりたい」と、成功へ意欲を見せました。
以下、羽生結弦選手のインタビュー全文。
◇ ◇ ◇ ◇
――まず3度目の五輪SPの演技を終えてどうでしょうか?
「いや~、もうしょうがないなって感じです。自分のなかでミスはなかったなって思ってるので。正直一番多分みなさんよりも、僕が“一番ふわふわしてる”と思うんですけど、ちょっと(リンクに)嫌われたなって思ってます」
――4回転サルコウの踏み切りの部分ですか?
「踏み切りの本当に直前に、最後も確認しながらいっちゃったんですけど、自分の穴じゃなくて他のスケーター(があけた)穴が存在してて、ちょうどこう滑ってるときに穴があって『ガコッ』と、はまっちゃった。『あ~いったな』って思って跳びにいってはいるんですけど、頭が防衛してしまいましたね、体のことを」
――たださすがの巻き返しでした。どんな思いで3度目の五輪リンクに立ちましたか?
「正直、演技が終わるまで全然気持ちは切れていなくて、すごく集中して、今までのショートのなかでも全体的にいい演技だったなって思ってる。あ~、やっぱりなんかちょっとふわふわしてますね、気持ちが」
――フリーでの4回転アクセルに向けて一言お願いします。
「コンディションはかなりいいと思っています。今日、そういう不運もあったんですけど、氷との相性もすごくいいなって自分の中でも思っているので、しっかり練習して決めきりたいです」