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スノボ・平野歩夢 北京五輪へ「自分にしかない表現を見せられたら」弟・海祝へはエールとゲキ

2022年1月25日 16:29
スノボ・平野歩夢 北京五輪へ「自分にしかない表現を見せられたら」弟・海祝へはエールとゲキ
北京五輪代表の平野歩夢選手(左)と弟・海祝選手(右) (写真:アフロ)

スノーボード北京五輪代表、平野歩夢選手(23)が25日にオンラインでの会見に臨みました。

「本当に残り数日なので、最後にできる調整というのを一日一日大事にしつつ、本番では自分の得意とする滑りを表現できたらなと思っています」と、10日後に開幕が迫っている北京五輪への心境を明かしました。

平野選手は去年12月の公式戦で史上初となる、縦3回転・横4回転の大技「トリプルコーク1440」を成功させるなど、さらなる進化を見せています。

この大技については、「技は基本的なベースがあって、成り立っていると思うので、ベースというのを大事にしていければ、完成度は自然と上がってくる」と自信をのぞかせました。

これまで平野選手は出場した過去2冬季大会ともに銀メダル。北京五輪ではあと一歩届かなかった金メダル獲得を目指します。

「この4年間を通して、自分が挑戦してきたものをすべて出し切った上で、自分にしかない表現をそこでは見せられたらなと思っている。それがいい結果につながれば、と思っています」

また、今回の代表には弟の海祝(かいしゅう)選手も選ばれていて「僕はずっと海祝が上がってくるのを兄弟として待ち望んでいた部分はやっぱりある。兄弟でこうやって五輪に出ることは本当貴重なこと」と兄としての喜びを語りました。

「弟が選ばれたのは、弟にとってもいい経験になるんじゃないかと思っていて、自分らしい滑りを全力でやってほしいなという気持ちはあります」と、エールを送る一方で、「五輪とかほかにいろいろな大会に出ている。チャンスはあると思うんですけど、それで満足しないでほしい」と、兄から弟への愛のある“ゲキ”を飛ばしていました。

平野兄弟が出場するスノーボード・ハーフパイプは、2月9日に予選。11日に決勝が行われます。