プロ野球・巨人の2軍練習がジャイアンツ球場で行われましたが、2年前まで巨人に所属していた陽岱鋼選手が挨拶に来ていました。

室内練習場に入り、ウィーラー特別補佐と話していた陽選手ですが、現在、髪が金色だったため、「あれ、誰?」と若手選手が練習の手を止める場面もありました。その後、陽選手であることが分かると、練習の合間を縫って、ともにプレーしたことがある選手が次々と陽選手の元へ。

去年からアメリカの独立リーグなどでプレーしている陽選手ですが、今年の3月には、アトランティックリーグに属するハイポイントNCというチームと契約しています。この日ジャイアンツ球場に訪れたのは退団時に挨拶することができなかったチームメートやコーチ陣、スタッフにお礼を言うためだということです。

「長く日本でプレーさせていただいて、感謝の気持ちしかないし。日本で経験できないことを向こう（アメリカ）でしている。日本では考えられないこととか」

独立リーグではバスで20時間の移動をしたり、宿泊ホテルで食事は出てくることはなく、少ない給料の中からみんなで外食したり、日本の環境がいかに恵まれていたかにも気づけたといいます。

「この年になっても野球やっているのは幸せだなぁと」と感慨深げに語った陽選手。今月18日からキャンプインの予定だということです。