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高橋由伸&尚成が大谷翔平のMVP争いを語る 尚成さんは「ジャッジ選手がちょっと有利かな」

2022年10月10日 18:01
高橋由伸&尚成が大谷翔平のMVP争いを語る 尚成さんは「ジャッジ選手がちょっと有利かな」
高橋尚成さん(左)、高橋由伸さん(右)
メジャー史上初となる、規定投球回と規定打席到達を成し遂げたエンゼルスの大谷翔平選手(28)。8日の日本テレビ系「Going!Sports&News」では、野球評論家の高橋由伸さんと、かつてエンゼルスでプレーしていた高橋尚成さんが大谷選手を分析。2人は巨人で10年間ともにプレーし、誕生日は1日違うだけ、大親友です。今季し烈なアーロン・ジャッジ選手(ヤンキース)とのMVP争いについて語りました。

◆登板翌日は打撃が絶好調 尚成さん驚嘆「よっぽどの野球好きか、ロボット」

大谷選手が特筆したデータとして表れているのが、登板した翌日の打撃成績。打率.354、7本塁打と二刀流をシーズン通して発揮。疲労がたまっている中でも試合に出続け、結果を残す大谷選手に尚成さんは驚嘆します。

「(登板後に打てる)それが分からない。だから『超人』って言われちゃう」と話すと、「1試合投げたら体が張る。しんどいなって思うんだけど、翌日に普通に試合に出て行くのは、よっぽど野球が好きか、ロボットか」と信じられないという表情で語りました。

レギュラーシーズンが終わった今、大谷選手とジャッジ選手のア・リーグMVP争いが話題となっています。

今シーズン、大谷選手は投げては15勝9敗、防御率2.33。打っては34本塁打をマークし、メジャー史上初となる規定投球回&規定打席を達成しました。現在アメリカに住んでいる尚成さんは、現地の雰囲気について「エンゼルス推しの人はMVPコール。大谷選手がMVPを取ると思っているんじゃないかな」と話します。尚成さんも「エンゼルス出身で、日本人の大谷選手に絶対取ってもらいたいというのはある」と期待を寄せます。

一方、2人はMVPを争う、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手も称賛。尚成さんは「ジャッジの成績すごいよね」と言及すると、由伸さんもすかさず「すごいよ!」と回答。ア・リーグ新記録の62本塁打に加え、131打点、出塁率と長打率を合わせたOPSも1.111もリーグトップの数字をたたき出しました。尚成さんは「アメリカ人の好きな、数字は全部1位なんだよね。それを考えたらジャッジ選手がちょっと有利かなと思う」と、世論的にはジャッジ選手が優勢なのではという考えを話しました。

そして由伸さんは「大谷選手は、普通にいったら何年かは今年の成績ぐらいやる」と話します。予想は難しいとしつつ、「これでMVPを取ると、彼が二刀流である程度の数字を残す間はずっと大谷選手になるのでは」と話しました。

例年通りであれば、MVPはポストシーズン後に発表される予定です。選ばれるのは投打で歴史的な活躍を見せた大谷選手か、はたまたホームランでメジャー新記録を打ち立てたジャッジ選手か注目されます。

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