ラグビー日本代表は9日(土)、世界ランキング3位の強豪・フランス代表と国立競技場で対戦します。

2日に豊田スタジアムで行われた同カードは23-42で敗れ、フランスとの過去の対戦成績は1分10敗。リベンジを誓う今回、歴史的初勝利を目指します。

注目は、先週のフランス戦で代表初先発を果たした21歳の若き司令塔・SO(スタンドオフ)李承信(りすんしん)選手。

先発予定だった山沢拓也選手が新型コロナウイルス陽性判定で試合前日にチームを離脱し、急きょ大一番に抜擢(ばってき)されました。小学生の時プロサッカークラブのジュニアチームにスカウトされたほどの実力を持つキック技術を武器に、5本のキックを決めチームトップの13得点の活躍。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチも「今後に可能性のある選手だ」とその活躍を評価しました。

2007年ワールドカップ日本代表の大西将太郎さんは、李承信選手について「伸び代しかない選手。2試合目で気持ちの余裕もあると思うので、司令塔としてチームをどうコントロールするか、更なる成長を期待したい」と語りました。

李承信選手にとって、23年のワールドカップについて「ラグビー人生1番のゴール 。10番で勝負したい」と話す夢の舞台。メンバー入りを目指し、急成長中の若き司令塔に注目です。

李承信選手がSOで出場予定の日本代表とフランス代表の一戦は、9日(土)ごご2時50分国立競技場でキックオフです。

【6・7月 日本代表のスケジュール】
6月18日(土)　ウルグアイ戦@秩父宮　○34-15
6月25日(土)　ウルグアイ戦@北九州　○43-7
7月2日(土)　 フランス戦@豊田　　　●23-42
7月9日(土)　 フランス戦@国立