“ゲーム感覚”が重要? サッカー大国ドイツの若手育成施設に迫る
訪ねたのはドイツ1部の強豪・ライプツィヒ育成アカデミー。
4面の天然芝を含む、充実した環境のなか、現在7歳から18歳までの約250人がトレーニングを積んでいます。
この施設について、育成部長のセバスティアン・ケーゲルさんは「ここでは、非常にモダンなトレーニング機器であるサッカーボットがあります」と紹介。
実際に見てみると、プロジェクションマッピングで360度を使って練習ができる装置がありました。
その名も「サッカーボット360」。円形の部屋の中で白く光ったゴールに次々とボールを当て続けなければなりません。
この練習では、ボールや選手同士の位置関係をすばやく正確に把握する“空間認知能力”を身につけられるといいます。
開発した会社の担当者は「若い選手が楽しみながらトレーニングしていて、気づかないうちに効果的にトレーニングできる機械を開発しました」ゲーム感覚で楽しみながら練習できることが若い世代には重要だと指摘しています。
実際にサッカーボット360を使った選手は「パスの精度が上がります。ファーストコンタクトが正確になっているためです。この規模には驚きますし、いつ来ても楽しいです」とその効果を実感している様子でした。
施設を案内してくれた育成部長のケーゲルさんは、日本との対戦について「ドイツは3対1で日本に勝ちますよ。なぜなら、ドイツは長年にわたりプロフェッショナルなユース活動を行ってきており、素晴らしいチームを持っているからです」と自信満々。
日本とドイツの試合は日本時間23日に行われます。