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西武・内海哲也40歳  「腐らず、あきらめず、頑張ってやってきてよかった」

2022年5月7日 0:00
西武・内海哲也40歳  「腐らず、あきらめず、頑張ってやってきてよかった」
今季初先発を果たした内海哲也投手
プロ野球パ・リーグ 日本ハム3ー2西武(7日、ベルーナドーム)

西武の先発、40歳の内海哲也投手は5回を投げ、勝利投手の権利を手にマウンドを降りましたが、その後、チームが逆転され、今季初登板で初勝利とはなりませんでした。

「ファームとは全く違う場所だな」と改めて感じた内海投手は、ファンから送られた声援は「うれしかったけど、恥ずかしかった」と少しだけ口角を上げて語りました。

ここまで一度も1軍に上がらず、ファームで黙々と練習を積んできた内海選手。

史上92人目となる2000回投球回数を達成し、「腐らず、あきらめず、頑張ってやってきてよかった」と実感を込めて語りました。

▽以下、内海哲也投手の登板後の一問一答

――初登板どうでしたか?

ファームでやってきたことをそのまま出せたかなと思います。

――ファンの声援すごかったですね?

ちょっと恥ずかしかったですね(笑)うれしかったですけど、恥ずかしかったですね、はい。

――やはり違いますか?

全然違うなって。試合前の練習もそうですし、ブルペンに入ってからの投球もそうですけど、ファームとは全く違う場所だなと改めて感じました。

――違いはファンの声援ですか?

そうですね、それが一番です。

――きょうの投球のポイントは?

ファームでしっかり成績も残せてましたし、そのまま、そのまま出すという気持ちで上がりました。

――三振とってたのはスライダーとか?

まっすぐが強いっていうデータもあったみたいで、それも踏まえて、変化球でアウトを取れるように古賀と話し合って、せめていけたと思います。

――普段通り?

継続できてるなと思いながら、マウンドにいましたし、回を追うごとに、なじんできてというか、いいフォームでいいコントロールで投げられたと思います。

――古賀選手とは何を話した?

古賀はすごい勉強してますし、僕なんかよりも相手のことを知っていると思ったんで、任すよということと、思い切って、ファームでも組んでましたし、変わらず、引き出してほしいなという注文をしました。

――経験豊富な内海投手もキャッチャーに任せる?

僕らピッチャーよりもキャッチャーの方が勉強していると思うので、信頼して投げてます。

――勝ちはつかなかったが、1失点。安定していますね?

正直、できすぎかなという感じはしますけど、これを当たり前のピッチングにしていきたいと思いますし、いろいろ緊張もあった中でよくやったんじゃないかなって思います。

――自分を褒めたいですか?

そう言ったら怒られると思うんですけど、きょうのところは次のステップとしていい状態で投げられたと思います。

――2000回投球数も達成しましたね?

この記録は何が何でも達成したいという気持ちはあったんで、きょう初登板で達成できてよかったです。

――もともと達成したかった数字ですか?

何年も前から言われてて、なかなか達成できなかったんで、このまま終わっちゃうんじゃないかなという時期もありましたけど、腐らず、あきらめず、頑張ってやってきてよかったなと思いました。

――2軍での生活とは?

若い選手がいっぱいいて、1軍を目指して頑張っているところだと思うんで、僕なんかがいるとあんまりよくないのかなという気持ちもありましたけど、ライオンズはすごく和気あいあいと、いい意味で上下関係が薄いというか緩いというかいいチームなんで、仲良くやらせていただいているんで、いいチームだなと思います。

――腐らずにできた理由?

やっぱり野球が好きだなというのと、この舞台を緊張はいっぱいあるけど、この舞台を経験するとやみつきになるというか、「またこの舞台に帰ってきたい」という気持ちになりますし・・・そこだけですね。「やっぱ、あのマウンドは最高だな」ってきょう改めて思いました。

――きょうの景色は?

気持ちよかったですね、いい最高の舞台だなと思いながら投げてました。

――チームにどう貢献したい?

ローテーションに入るというよりは谷間の「頼むぞ、内海」っていうところでマウンドあがると思ってるんで、そのときにきょうのような状態をキープする、さらに上の状態を、という気持ちで今年は求められると思っているんで、「次、行くぞ」って言われたときにきょう以上のピッチングできるようにそれをモチベーションで頑張っていきたいと思います。

――40歳として?

2000イニング達成して肩の荷が下りたんで、次はもっとすんなりマウンドに上がれると思いますし、5月に1軍に上がれたんで、これからまだまだチャンスはあると思ってますし、1軍で投げることを糧にこれからまた頑張りたいと思います。
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