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「6月にすべてをかけたい」大会2連覇中レスリング鏡優翔が涙の負傷棄権

2022年12月23日 6:03
「6月にすべてをかけたい」大会2連覇中レスリング鏡優翔が涙の負傷棄権
涙をこらえながらインタビューに答える鏡優翔選手
◇天皇杯全日本レスリング選手権(12月22日~25日、駒沢)

大会初日(22日)に行われたレスリング女子76キロ級に、大会2連覇中の鏡優翔選手が登場しました。

今大会優勝すれば、パリ五輪代表選考がかかる、世界選手権への出場へ大きく近づきます。

1回戦の相手は、至学館大の山本和佳選手。初戦を2-1で勝利しましたが、試合後鏡選手は、大会前に負傷していた右大胸筋のけがが悪化し無念の負傷棄権。

試合後には涙ながらに心境を語った鏡選手。「パリ五輪は一番輝ける年齢(23歳)で、わたしが行かなきゃいけないと思っていた。まったくだめになったわけではないですが、一回一回を大事にしてきたので本当に悔しいです」と悔しさをにじませました。

自らの力で世界選手権に出場するためには、6月の明治杯全日本選抜選手権で優勝することが絶対条件の鏡選手。

「もう変えられない事実なので、次を見据えて6月にすべてをかけたい」とパリ五輪出場にむけて思いを語りました。