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レスリング金城梨紗子 出産の影響で「力が入らないことがある」全日本は非五輪59キロ級に出場 来年6月を見据える

2022年12月15日 6:11
レスリング金城梨紗子 出産の影響で「力が入らないことがある」全日本は非五輪59キロ級に出場 来年6月を見据える
23年5月に第1子を出産した金城梨紗子選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
12月22日に開幕する天皇杯全日本レスリング選手権に向けて記者会見が行われ、各スタイルのヘッドコーチが展望を語りました。

女子では、東京五輪女子57キロ級で金メダルを獲得し、今年5月に第1子を出産した金城(旧姓:川井)梨紗子選手が、非五輪階級の59キロ級にエントリー。

金浜良ヘッドコーチは、出産の影響があることを明かし「体が戻ったと思っても、ちょっとした体勢で力が入らないことがある。試合には心と体をしっかりとつくらないといけない。減量をあえてやめて、まだ本番に向けて勝負する時期ではないと、59キロ級にエントリーした」と、説明しました。

全日本選手権は、パリ五輪代表の第一次国内選考会。今大会の優勝者が、23年6月の全日本選抜選手権も制すると、世界選手権の代表に決定。優勝者が異なる場合はプレーオフを行います。そして、世界選手権でメダルを獲得すると、パリ五輪代表に内定します。

今回の全日本選手権を見送った金城選手。23年6月の明治杯全日本選抜選手権では、五輪階級の57キロ級に戻す予定だということです。

一方、全日本選手権は他の階級でも、し烈な争いが予想されます。

女子53キロ級には、東京五輪金メダリストの志土地(旧姓:向田)真優選手と、21年世界選手権を制し、公式戦103連勝を誇る藤波朱理選手がエントリー。

女子62キロ級では、金城選手の妹で、東京五輪金メダルを獲得した川井友香子選手と、22年世界選手権優勝の尾﨑野乃香選手が出場します。

代表争いが最も激しい階級を問われた金浜コーチは「50、53、57、62…極端なことを言えば全部。何が起きてもおかしくない」と、答えました。
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