「京都に生まれてよかった」アンカーの川村楓は笑顔 京都が4人が区間賞の盤石リレーで19度目のV【全国女子駅伝】
◇第43回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(12日、たけびしスタジアム京都発着:全9区間42.195km)
都道府県対抗女子駅伝は、京都が3大会ぶり19度目の優勝。2区でトップに立つと、以降は一度も先頭を譲らず、4人区間賞で盤石のレース運びを見せました。
当初は4区、5区で先頭に立つ計画だったと話す渡部博子監督。「うまくいったら2区で立つこともあるかなと思ったが、いいプランばかり立てすぎると、そうでなくなった時が怖いなと思っていた。一番いい想定の走りをしてくれたので、本当にドキドキハラハラしていました」と笑顔をみせました。
中盤には4区の山本釉未選手(立命館大)、5区の芦田和佳選手(立命館宇治高)が連続区間賞で流れを加速。7区の大西桃花選手(立命館宇治高)も区間賞の走りをみせるなど、独走状態で最長10キロの9区を託された川村楓選手にタスキがつながれます。
27歳でチーム最年長の川村選手は、「後輩たちが想像以上の走りをしてくれたので、私が貯金を全部使い果たさないように、後ろに追いつかれないように必死で逃げてよかったという思いでした」とレース中の心境についてコメント。優勝のゴールテープの感触を問われると「京都に生まれてよかった」と笑顔を見せました。