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「本塁打王はこれからも数回とる」前田健太が語る大谷翔平の進化した打撃

2023年12月18日 6:00
「本塁打王はこれからも数回とる」前田健太が語る大谷翔平の進化した打撃
メジャーで活躍する大谷翔平選手と前田健太投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLBツインズからタイガースへ移籍した前田健太投手が17日、日本テレビ「Going!Spors&News」に出演し、大谷翔平選手の打撃の進化について語りました。

今季日本人初のMLB本塁打王に輝いた大谷選手について前田投手はそのすごさについて「年々よくなっている」といいます。前田投手は日本のプロ野球とMLBの両方で打者大谷と対戦し、その進化を「本当に毎年彼のバッティングを見ているが、年々投げるところが少なくなっていく。最初はある程度投げる場所がたくさんあったが、次の年1か所減って、次の年1か所減るので、最後はピンポイントでこの辺に投げなきゃいけないデータが出ている。本当に自分の弱点や、打てないところをどんどん消していくことができている」と分析します。

さらに「彼は左バッターで足もある。ランナーに出したり、間を抜けても二塁打になったりもするので、エンゼルスで投げるときはトラウトよりも僕は嫌ですね」とMVP3度のスターよりも危険な存在だといいました。

今季、MLB最長の約150メートルの本塁打を放ったパワーについて、「(MLBのスラッガーと)そん色ないというか、普通に一番飛んでいます。アメリカの選手でもその飛距離に関しては驚いている」と話し、実際に今年のワールド・ベースボール・クラシックでの打撃練習でも、3階席の大型看板に直撃する打球を見て、ルイス・ウリアス選手(ブリュワーズ・当時)やイサーク・パレデス選手(レイズ)ら、メキシコ代表の選手たちは、笑いながら信じられないといった表情。直撃した看板を指さして、驚きを隠せない様子でした。

「ホームラン王をとったことは驚きではないというか、これからも多分数回とっていくであろうというバッターだと思う。ピッチャーですからね」と笑いながら話す前田投手。来季の対戦について「逆方向やセンターにも打てるしストレートも変化球も打てる。やっぱりしっかり投げていかないとなかなか打ち取ることができないバッターだと思います」とメジャー屈指の投手でも大谷投手を抑えることは難しい仕事だと語りました。
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