プロサーファー・稲葉玲王選手が23日、都内で行われたパリ五輪代表内定に伴う記者会見に登壇しました。

登壇すると緊張した面持ちで「こんにちは。パリ五輪出場内定もらってうれしく思います。こういうチャンスをくれた連盟に感謝してオリンピアンとしての自覚を持って頑張りたい。出るからには金メダルを狙っていきたい」と話しました。

サーフィンの世界選手権に当たる今年のワールドゲームズでアジア勢2番手となる8位に入った稲葉選手。

この大会でアジア勢最上位となってパリ五輪代表に内定していた五十嵐カノア選手が別の条件で出場権を獲得したため2番手だった稲葉選手に出場権が繰り上がりました。

来年2月にプエルトリコで開幕するワールドゲームズに稲葉選手が出場すれば、正式に五輪切符を獲得します。

「素直にうれしいなって気持ちと、今このカメラ（の数）を見て実感しました」と報道陣の多さに驚きを隠せなかった稲葉選手。

13歳でプロになり、東京五輪は出場できず悔しさも味わった26歳。当時の自分には「『頑張れば我慢すればこういう結果になるから』と言いたいですね」と笑顔も見せました。

海外での試合も多い中、持参するものを聞くと「これは完全にアスリートじゃないんですけどカップラーメン」と報道陣を笑わせました。初のオリンピックへ稲葉選手は「もちろん金メダル1本でいきたいと思います」と力強く話しました。