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【現役引退】日本ハム・杉谷拳士が引退ならぬ前進会見「今後に向けて人生まだまだ出発したばかり」

2022年10月28日 20:26
【現役引退】日本ハム・杉谷拳士が引退ならぬ前進会見「今後に向けて人生まだまだ出発したばかり」
現役引退をした日本ハムの杉谷拳士選手(31)
現役を引退するプロ野球・日本ハムの杉谷拳士選手(31)が28日、引退会見ならぬ前進会見を行いました。

杉谷選手は2008年にドラフト6位で日本ハムに入団。ユーティリティープレーヤーとして日本ハムを支えると、ビジターの西武戦では、試合前のバッティング練習で、ウグイス嬢の鈴木あずささんからの“いじり”などもあり、ファンの記憶にも残る選手でした。

記者から前進会見の理由を聞かれると「プロ野球選手・杉谷拳士は終わりですけど、今後に向けて人生まだまだ出発したばかり。どんどん前進して、北海道のみならず全国のファンの皆さんに恩返しができるように、前進という言葉を選びました」と、話しました。

引退を決めた理由は「自分の体のこと、なにより自分の将来のことを考えたときに、この先もっともっとたくさんのことを学ばないといけない。また北海道や、ファイターズに恩返ししたい思いはずっとありました。総合的に考えてそういう決断になりました」と、コメント。

ファンの存在について「本当にはじめて北海道でグラウンドに立てたことを今でも鮮明に覚えていますし、あの時の歓声というのは僕の野球人生の中でもずっと忘れないものになっています。今後はどういう形になるか分からないですけど、しっかり恩返ししていきたいと思います」と、感謝を口にしました。

そして「プロ野球ファンの皆様、14年間応援して頂き、本当にありがとうございます。この度は前進するために会見を開かせて頂いたので、今まで以上にテレビだったり、皆様の前に現れることは多くなると思いますけども、今後とも杉谷拳士を応援して頂ければなと思っています。前進します」と、今後について語りました。

また会見終了後に日本ハム元監督で、現在は侍ジャパンの監督を努める栗山英樹氏から花束を受け取ると涙を流した杉谷選手。

栗山氏から「やり残したことはないですか」と聞かれると、「ないです。これから前進しようと思っています」と、力強く返答。

そして「ぜひ色々な勉強をして、またファイターズのユニホームを着てくれることを祈っています。お疲れさまでした」と、恩師からねぎらいの言葉を受け取っていました。