「体を戻すのもつらい時期はあった」フォルティウス吉村紗也香 出産を経てつかんだVに感極まる【カーリング】
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フォルティウスの吉村紗也香選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
◇日本カーリング選手権大会 女子決勝(9日、横浜BUNTAI)
フォルティウスが接戦の末、北海道銀行を8-7で破り優勝しました。
フォルティウスは第6エンドに一挙3点を奪い逆転に成功しますが、その後は取って取られての展開となります。勝負の行方はエキストラエンドにもつれ込み、後攻のフォルティウスは吉村紗也香選手がプレッシャーのかかるラストストーンで1点を獲得。8-7で接戦を制しました。
優勝インタビューでは、リード・近江谷杏菜選手が「すごくしびれる試合でした」と笑みがこぼれ、「私たちも相手チームもすごくいいプレーが続いていたので、その集中力を切らさずに自分たちのできることをし続けるだけと思って、冷静さを意識しながら頑張りました」と振り返ります。
控え選手であり、チームのサポート役を担うフィフスの小林未奈選手は「震えていました」と笑みをこぼします。「後半にかけてどんどん接戦になって、お互いにいいショットが決まっていたので、苦しい試合にはなるかなと思っていたのですがあまりにも良すぎる試合で。コーチと一緒に、少し緊張しながらもみんなを信じて見ていました」と語りました。
サードの小野寺佳歩選手は「本当にうれしい」と感涙。勝負を分けた部分を聞かれ、「どっちに転ぶか分からない試合だった。最後吉村(紗也香)選手が決めてくれたので、そこかなと思います」とうなずきました。
スキップの吉村選手は最後のドローショットを振り返り「前のエンドでもあのラインは投げていたので、自分の感覚を信じて、最後は思い切り投げました」と語りました。
また、吉村選手は2023年に第1子を出産し、約1年の育休を経て復帰。「日本選手権は気がつけば3年ぶりで、でもこの場がすごく楽しくて。本当に毎試合毎試合、かみしめて試合をやっていました。絶対にこの舞台に戻ってくるという強い思いがあったので、ここまで体を戻すのも正直つらい時期はあったのですが、もう1回ここに立ってプレーしたいという思いが強かったので、周りの支えがあって今こうしてカーリングができていることにすごく感謝しています」と、復帰後の優勝に感極まる姿を見せました。
これで世界選手権の出場が決定。SC軽井沢クラブとロコ・ソラーレの3チームで争う五輪代表候補決定戦へ出場権もつかみました。
セカンドの小谷優奈選手は、「自分たちがこの試合を経てもっとできるところや成長できるところ、改善できるところがあるので、そこをみんなで話し合って、もう1段階、2段階成長したいと思っています」とさらなる高みを目指します。
フォルティウスが接戦の末、北海道銀行を8-7で破り優勝しました。
フォルティウスは第6エンドに一挙3点を奪い逆転に成功しますが、その後は取って取られての展開となります。勝負の行方はエキストラエンドにもつれ込み、後攻のフォルティウスは吉村紗也香選手がプレッシャーのかかるラストストーンで1点を獲得。8-7で接戦を制しました。
優勝インタビューでは、リード・近江谷杏菜選手が「すごくしびれる試合でした」と笑みがこぼれ、「私たちも相手チームもすごくいいプレーが続いていたので、その集中力を切らさずに自分たちのできることをし続けるだけと思って、冷静さを意識しながら頑張りました」と振り返ります。
控え選手であり、チームのサポート役を担うフィフスの小林未奈選手は「震えていました」と笑みをこぼします。「後半にかけてどんどん接戦になって、お互いにいいショットが決まっていたので、苦しい試合にはなるかなと思っていたのですがあまりにも良すぎる試合で。コーチと一緒に、少し緊張しながらもみんなを信じて見ていました」と語りました。
サードの小野寺佳歩選手は「本当にうれしい」と感涙。勝負を分けた部分を聞かれ、「どっちに転ぶか分からない試合だった。最後吉村(紗也香)選手が決めてくれたので、そこかなと思います」とうなずきました。
スキップの吉村選手は最後のドローショットを振り返り「前のエンドでもあのラインは投げていたので、自分の感覚を信じて、最後は思い切り投げました」と語りました。
また、吉村選手は2023年に第1子を出産し、約1年の育休を経て復帰。「日本選手権は気がつけば3年ぶりで、でもこの場がすごく楽しくて。本当に毎試合毎試合、かみしめて試合をやっていました。絶対にこの舞台に戻ってくるという強い思いがあったので、ここまで体を戻すのも正直つらい時期はあったのですが、もう1回ここに立ってプレーしたいという思いが強かったので、周りの支えがあって今こうしてカーリングができていることにすごく感謝しています」と、復帰後の優勝に感極まる姿を見せました。
これで世界選手権の出場が決定。SC軽井沢クラブとロコ・ソラーレの3チームで争う五輪代表候補決定戦へ出場権もつかみました。
セカンドの小谷優奈選手は、「自分たちがこの試合を経てもっとできるところや成長できるところ、改善できるところがあるので、そこをみんなで話し合って、もう1段階、2段階成長したいと思っています」とさらなる高みを目指します。
最終更新日:2025年2月10日 7:00