◇プロ野球セ・リーグ 中日-阪神(28日、バンテリンドーム)

プロ初先発となった阪神の高卒ドラフト1位ルーキー森木大智投手(19)。デビュー戦は6回3失点でマウンドを降りました。

初回から150キロを超えるノビのあるストレートを見せると、2番大島洋平選手には154キロを計測。変化球ではスプリット、カーブ、スライダーを駆使し、2回から5回までは4イニング連続で三者凡退。5回まで無失点に抑える好投を見せます。

しかし6回、先頭レビーラ選手にヒットを許すと、その後2アウト3塁のピンチを迎えます。

ここで1番岡林勇希選手に152キロのストレートをライトへ運ばれ、プロ初失点。さらに2番大島選手を申告敬遠後、3番阿部寿樹選手に低めのスプリットを打たれ、2点タイムリー2ベースでこの回3点を失いました。

プロ初先発は6回91球を投げ、被安打4、奪三振4、与四球1、失点3。森木投手は登板後「(1軍)初登板でしたが、思い切って自分のボールを投げ切ることはできました。ただ、６回に捕まってしまったのは反省点ですし、今後の課題としてこの経験を次に活かせるように頑張っていきたいです。ここからチームが逆転勝利してくれることを信じてしっかり応援します」とコメント。

SNSでは「すごく将来が楽しみだな」「虎の将来のエースや」「めちゃくちゃ期待している」など、大器の片鱗(へんりん)を見せた19歳の未来に期待を抱くコメントが多く見られました。