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「自分の中ではやり切った」卓球・石川佳純が現役引退を発表 五輪では3大会連続メダル

2023年5月1日 13:00
「自分の中ではやり切った」卓球・石川佳純が現役引退を発表 五輪では3大会連続メダル
現役引退を表明した石川佳純選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
卓球で五輪3大会連続メダリストの石川佳純選手(30)が1日、自身のインスタグラムで現役引退を発表しました。

「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」とつづり、「今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」と胸の内を明かしました。

石川選手は7歳から卓球をはじめ当時最年少となる14歳から日本代表のユニフォームに袖を通しました。

五輪では2012年のロンドン大会の女子団体で銀メダルを獲得すると、リオデジャネイロ大会で銅メダル、東京大会では銀メダルと、3大会連続でメダルを獲得しました。

30歳となった今季も最新の世界ランキングで、伊藤美誠選手(7位)、早田ひな選手(8位)に次ぐ11位と、最後まで世界トップクラスで戦い抜きました。

23年間の卓球人生に、「現役生活が長くなればなるほど、周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました。指導していただいたコーチ、トレーナー。長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々、友人、そして家族。同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに心から感謝を伝えたいです」と思いを込めました。

今後については、「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、色々なことに挑戦していきたいと思います」とつづりました。

石川選手は、今月18日に記者会見を開く予定です。