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今季限りで現役引退の能見篤史 後輩・山本由伸について「僕が思っている次元が違う」託した思いとは

2022年9月16日 14:57
今季限りで現役引退の能見篤史 後輩・山本由伸について「僕が思っている次元が違う」託した思いとは
今季限りで現役を引退するオリックス・能見篤史投手兼任コーチ(左)と山本由伸投手(右)
今シーズン限りでの引退を発表したプロ18年目のオリックス・能見篤史投手兼任コーチ(43)が16日、本拠地・京セラドームで引退会見を行いました。

能見投手は04年に自由枠で阪神に入団すると、翌05年にリーグ優勝を経験。09年に自己最多の13勝を挙げると、12年には最多奪三振のタイトルを獲得し、13年にはWBCの日本代表に選出されました。

そして21年にオリックスへ移籍すると、選手兼任コーチとしてリリーフで26試合に登板し、リーグ優勝に貢献。今シーズンも4試合に登板しました。

投手コーチとしては山本由伸投手や宮城大弥投手など、活躍めざましい選手の育成に取り組んできた能見投手。

会見では次世代を担う後輩に対し、「まだまだ現役生活は続きますし、大変なことも試合の中であります、苦しい時も必ず出てくるので、そこからが大事だと思う。そこでどうするか非常に各選手、一番大事な部分なので、悔いなく(プレー)してほしいと思います。」と思いを託しました。

能見投手のことを“神”だとあがめる山本投手について「僕が思っている次元が違うので、正直あのクラスの投手の気持ちは分からないので。(山本投手は)芯がしっかりしている所もありますし、まず人の話を聞き入れる姿勢というのは、話をしていてすごい部分だなと思う。(山本投手は)自分のやるべきことがしっかり分かっているので特に心配はしていないです」とコメント。

一方で能見投手を“父”と言う宮城投手については「まだ21歳なので、まだまだ伸びしろがありますし、壁にぶち当たるところが必ず出てくるので自分を見失わないようにしてくれれば、成長していくと思います」と話しました。

能見投手の引退セレモニーは30日、本拠地・京セラドームで行われるレギュラーシーズン最終戦・ロッテ戦で行われる予定です。

▽以下、能見篤史投手兼任コーチの通算成績(16日の試合前時点)

防御率3.35
勝104
敗93
ホールド 56
HP64
奪三振1516

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